ポンペオ米国務長官、対イラン武器禁輸の延長訴え=安保理会合で中ロ反発

2020/07/01 09:55配信【時事通信社】

【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は30日、イラン核合意をめぐるオンライン会合を開いた。会合にはポンペオ米国務長官が参加し、核合意の規定により10月で期限が切れる国連の対イラン武器禁輸を延長するよう要請。拒否権を持つ中ロ両国が反発した。米国は武器禁輸を無期限で延長する安保理決議案を既に配布しているが、採択は厳しい情勢だ。 核合意には、イランに違反があれば、所定の手続きを経て国連制裁を復活できる「スナップバック」という仕組みがあり、米政府高官は先に、禁輸延長決議案が採択されない場合、この仕組みを利用した制裁復活も辞さない構えを示していた。安保理会合ではこうした米国の姿勢も議論の的になり、一方的な制裁復活に否定的な声が相次いだ。 ポンペオ氏は、禁輸解除によりイランは潜水艦隊を増強できるようになると指摘し、「ホルムズ海峡などで海運や航行の自由をさらに脅かす」と警告。また、イランが「ならず者の武器商人」となって、シリアなどを不安定化させると主張した。 これに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は、「最大限の圧力をかける政策に安保理のお墨付きを得ようとする企ては容認できない」と反発。中国の張軍大使も、核合意から離脱した米国には「スナップバックを発動する権利はない」と強調した。


このニュースを読んでどう思う?

0 みんなの意見 0
良い!に回答しました
悪い!に回答しました