同性婚で「尊厳持てる」=違憲訴訟、原告7人に尋問―東京地裁

2021/10/11 19:23配信【時事通信社】

同性婚が認められないのは、婚姻の自由を保障する憲法に違反するなどとして、東京都と静岡県、ドイツに在住の計8人が国を相手取り、1人100万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が11日、東京地裁(池原桃子裁判長)であった。原告7人への尋問が行われ、原告は「同性婚は尊厳を持って生きられる確かな道」と訴えた。 今年1月にパートナーが病気で亡くなったという都内の50代男性会社員は、病院で医師から「ちゃんとした血縁者はいないか」と尋ねられたと説明。「認められない悔しさを感じた」と語った。会社の理解が得られるか不明だったため、葬儀で休暇を取る際は忌引ではなく、有休を取得したという。 同性愛について「人の道に背くと信じていた」と話したのは静岡県熱海市の男性会社員(52)。性的指向を知ったら、両親から「かわいそう」「他の子と比べて劣っている」と思われることを恐れていたと述べた。「男女と同じように、同性でも結婚できれば苦しむことはなかった」と強調した。 性的少数者の支援をしている女性(61)は、高校卒業後に勤務した会社で私的なことを聞かれるのが苦痛と感じ、派遣会社に登録して働くようになったと明かした。親戚に同性愛者であることが知れ渡った際には、「おかしくない。認められないなら自分から縁を切りたい」と訴えたこともあったという。 女性は「性的少数者の生きづらさには自己肯定感の低さがある。将来に展望を描けることが大事だ」と話した。


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