早貴被告がドン・ファンの死後に明かしたAV出演動機【紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実】

2021/10/14 00:26配信【日刊ゲンダイ】

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ 写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

【紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実】

 野崎幸助さんは、殺害される前々日の5月22日から3日連続で、私に「田辺で会えないか」と電話をかけてきていた。3日目の24日、午後4時の電話で根負けした私は「あす行きます」と返事をした。その晩、ドン・ファンは遺体で発見された。

 彼が私に会って話したかったことは2つしか考えられない。

 1つは早貴被告のAV出演ビデオを処理して欲しいというもの。もう1つは早貴被告との離婚話をまとめて欲しいというものである。

 ただ、私に会わなければ話せないとすれば、「離婚」を早貴被告に伝える役をさせようとした可能性が高いのだろうと、今では思っている。

 ドン・ファンが亡くなった後で、私は早貴被告にAV出演について聞いたことがある。

「なんでAVに出演したの? お金のため?」

「いいえ、お金じゃなくてAVの男優さんとやりたかったので申し込んだんです」

「なんでキミのAV出演がバレたの?」

「それは分かりません」

「キミがAに言ったんだろ。彼とできているのかい?」

 私はズバリ、アプリコの従業員Aとの関係に踏み込んで聞いた。

「いいえ、絶対にそれはありませんから」

「だけど、何万本もあるAVからキミが出演しているモノを見つけ出すことは不可能なんだよ」

 私は断定的に言った。それに対して彼女は「Aとはやっていない」と否定を続けた。

 ただ、後日、彼とLINEを交換していることを認めて、私にそのやりとりのコピーを見せた。

「早貴さん、社長との結婚生活は大変でしょう。同情します」

 ほとんどがこんなふうにAが早貴被告をヨイショしているものばかりで、2人の怪しい関係をうかがわせる内容はなかった。だが、私が見たのはすべてのやりとりではないだろうし、都合が悪いところは削除することもできるのだから、私は真に受けなかった。それに彼女がこうやって、わざわざLINEのやりとりを出してきたことは初めてのことである。痛いところを突かれていると感じたのだろう。

 ドン・ファンが亡くなった翌日、2018年5月25日に私はJRの紀伊田辺駅に着いた。改札口を出る前に、短く刈った頭の髪を薄い金色に染めているマコやんが立っているのが見えた。金色に染めているのは、ハゲ頭が目立たなくなるからと自嘲しているが、目立つ金色ではなくて白髪のように見えるので違和感はなくて似合っている。

「お出迎え、ありがとうございます」

「なんも、なんも。ヨッシーも疲れただろうに」

「疲れというか、あまりの出来事に呆けてしまったような気がします」

「ま、ま。家に行こうやないかい」

 駅前に止めてあったマコやんの車に荷物を載せて、走って5分程度の近さのドン・ファンの自宅に向かった。

(吉田隆/記者、ジャーナリスト)


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