巨人は今オフもお得意FA封印か…補強失敗続きで阪神・西、中日・高橋周らもスルー気配

2022/05/14 02:40配信【日刊ゲンダイ】

13日は4安打ポランコ(右は原監督)/(C)日刊ゲンダイ 13日は4安打ポランコ(右は原監督)/(C)日刊ゲンダイ

「そりゃあ、さしもの巨人も慎重にならざるを得ないだろ」

■2度の手術と一軍登板なし

 セ・リーグ球団の編成担当者がこう言った。12日に巨人の梶谷隆幸(33)が都内の病院で左膝半月板の手術を受けたとの球団発表を聞き、

「梶谷本人には申し訳ないけど、ある程度の予想はできた。2020年オフにDeNAから4年8億円の好条件でFA獲得したものの、DeNA時代から故障が多かった選手。案の定、巨人1年目の昨年は5月から太もも肉離れ、右手骨折、腰痛とトラブルが相次ぎ、10月には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。今回が2度目の手術で今季中の復帰は絶望。20年オフにDeNAから一緒にFAで獲得した井納(翔一=36)も昨年はわずか5試合の登板で0勝1敗。今年はまだ一軍登板のチャンスすら与えられていない。さすがに巨人のフロントも、得意のFA補強に慎重というか、よほどの大物が出ない限り、封印するって雰囲気だよ」

 というのだ。

 昨年も巨人はFA補強を見送っている。中日の又吉克樹(現ソフトバンク)、広島の九里亜蓮、阪神の梅野隆太郎と補強ポイントである投手と捕手が市場に出る可能性がありながら、球団幹部が早々と参戦を否定。原辰徳監督は、「ボクが答えをパンと出すのはおかしな話。選手にはFAという権利を大事にしてもらいたい」と含みを残すような微妙な言い回しをしていたが、球団の理解を得られなかったのか、静観を貫いた。

 梶谷、井納だけではなく、このところの巨人のFA補強は失敗続き。15年オフの脇谷亮太から16年オフの森福允彦、山口俊、陽岱鋼、17年オフの野上亮磨、18年オフの炭谷銀仁朗、丸佳浩と相変わらず手当たり次第を繰り返してきたが、丸と山口を除けば総崩れといった状況で、それが巨人のFA戦略に影響しているというのだ。

 今オフも、順調にいけば、通算103勝の阪神の西勇輝(31)、20年に打率.305をマークした中日の高橋周平(28)や昨季まで4年連続全試合出場のロッテの中村奨吾(29)らがFA権を取得するが、前出のセ球団編成担当は「巨人が動く気配はない」という。

■「発掘と育成」と言われても…

 原監督は今季、「発掘と育成」の方針を掲げている。費用対効果の低いFAに頼るチーム強化策から、既存の選手を生かす方向に本気で舵を切るのならば展望も開けるとはいえ、「発掘と育成といっても、実際はFA補強が外国人補強に変わっただけ。今季は4人もの新外国人を獲得して、支配下の助っ人選手だけで8人もいる。腰を据えて生え抜きの若手を育てようってわけではない。エースの菅野智之、大黒柱の坂本勇人らが年齢的に過渡期を迎えているチームの数年後が心配だよ」とは巨人OB。同じ不安を抱える巨人ファンも多いのではないか。


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