旧統一教会問題で「ミヤネ屋」「ゴゴスマ」が大健闘! ワイドショー“本領発揮”の舞台裏

2022/08/06 00:26配信【日刊ゲンダイ】

「ミヤネ屋」のMC、宮根誠司(C)日刊ゲンダイ 「ミヤネ屋」のMC、宮根誠司(C)日刊ゲンダイ

テレビのワイドショーが連日、旧統一教会問題について鋭く切り込んでいる。「ミヤネ屋」(日本テレビ系)ではMCの宮根誠司が政治との関わりについて臆することなく発言して注目を集め、「ゴゴスマ」(TBS系)では石井亮次アナも感情をあらわにしながら問題を追及。視聴率も好調だという。

「番組が競い合うように独自取材を行うなんて久しぶりですよ。近年は文春砲だけでなく映像素材まで週刊誌ネタに依拠しすぎていて、スタジオトークに慣れていましたから」というのはワイドショー歴30年のベテランディレクター。ワイドショーが活況を呈するのは久しぶりのことだが、「統一教会問題については我々には蓄積があった」とこう続ける。

「ワイドショー全盛期の1990年代は統一教会の合同結婚式のときも現地まで飛んで取材合戦を繰り広げたものです。当時のスタッフはまだ元気ですし、過去の映像素材はふんだんにある。この問題に関してはスポンサーに遠慮することなく存分に問題を追及できる環境にあるのです」と腕を撫した。

 ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が振り返るのは92年夏。桜田淳子が統一教会の合同結婚式に参加し、ワイドショーだけでなく、新聞や週刊誌、女性誌が報道合戦を繰り広げた頃のことだ。炎天下のソウル五輪スタジアムで、当時34歳の桜田は純白のウエディングドレスで2万組超のカップルに加わり、頬に手を当てて、目を細めていたという。式の後半には中曽根康弘元首相からの祝辞も紹介された。

1992年夏の合同結婚式で繰り広げられた取材合戦

「教祖が相手を決める結婚式って、一体なんなんだって。初夜から3日間の『性の儀式』では、棒でお尻を思いきり叩くそうだぞと、そんな下世話な興味から始まったように思います。とてもいびつなものを感じつつ、でも、何がどうなっているのか、全体像は見えない。桜田淳子がどうしてそこへ入信していったのか、誰も分からないまま、追いかけていた印象があります」

 こぞってその様子を日本のお茶の間に伝えたワイドショーは今また、現「世界平和統一家庭連合」報道を再開。ワイドショーには全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹氏(61)、元参院議員のジャーナリスト有田芳生氏(70)らが出演。有田氏は合同結婚式後の95年、警察関係者から「統一教会の摘発」を聞いたとし、さらに10年後、一向に動きのない状況を聞くと、こんな答えが返ってきたことを明らかにした。

「一言ですよ、政治の力って。圧力」

 旧統一教会と日本の政治家との関係はズブズブだ。故安倍晋三氏が2021年に「朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」などとビデオメッセージを送っていたことも明らかに。さらに安倍氏は選挙の際に統一教会が持つ票の振り分けにも権限を発揮。また統一教会の名称変更にも政治の力が作用したとワイドショーは伝えている。

 日本社会にすでに広く深く根を張っていたカルト宗教の闇。近年はすっかり牙を抜かれ、不要論まで飛び交っていたワイドショーが本領発揮である。


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