林ゆめ 強い個性と癒やし系の両面を持つ“ラベンダー”のようなミステリアスさが魅力(高倉文紀)

2022/08/06 00:26配信【日刊ゲンダイ】

林ゆめ(C)日刊ゲンダイ 林ゆめ(C)日刊ゲンダイ

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 林ゆめ(26歳)

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 今年は沖縄返還50周年にあたることもあって、自らも沖縄出身の黒島結菜がNHK朝ドラ「ちむどんどん」で沖縄育ちのヒロインを演じ、同じ沖縄出身の仲間由紀恵が母親役で出演。そんな2022年にあえて注目したいのが……北海道出身の夏美女だ。

 沖縄と北海道は地理的な位置も気候も正反対だが、実は大昔に遡って祖先をたどるとDNAが近いという学説があり、実際に現在でも食文化や方言に類似点が少なくない。

 共通点は、沖縄と北海道出身の女優たちにも感じる。特に、ゆっくりと時間が流れるかのようなマイペースな存在感と、性格のおおらかさがよく似ている。

 昨年秋に放送されたドラマ「凛子さんはシてみたい」(MBS、TBS)に出演した林ゆめは北海道富良野市出身で、「ふらの観光親善大使」も務めている。

 1995年10月18日生まれの26歳。雑誌グラビアやファッション雑誌のモデルでも活躍しているほか、今年6月には雑誌「ねことも」(秋水社)に原作を手がけた「林ゆめののんびりネコらいふ」が掲載され、漫画原作者デビューを果たした。

 今年に入って彼女にインタビューする機会があったが、そのときに感じたのは、女優としての可能性の高さだ。彼女と話をしていて、「彼女が持つ女優っぽさ」について考えを巡らせていたときに頭に浮かんできたのは、彼女と同じ北海道出身の女優ではなく、なぜか沖縄出身の主演女優たちだった。

 華やかさは若き日の仲間由紀恵に通じるものがあり、まっすぐでポジティブなキャラクターは、デビューしたばかりの黒島結菜に取材で会ったときに感じたものを思い出させた。一歩引いて俯瞰しながらまわりの人に気配りする優しい人柄は新垣結衣に通じる。

 彼女が生まれ育った富良野は、倉本聰脚本によるテレビドラマ「北の国から」の舞台として有名で、多くの観光客が訪れる。観光名所の一つである「ファーム富田」のラベンダー畑は、彼女も大好きな場所だと話していたが、林ゆめという人そのものが、ラベンダーのような女性だ。

 癒やし効果のある香りとして人気があるラベンダーは、紫色の見た目は個性的で、そういうところも、強い個性と癒やし系の柔らかな魅力の両面を持つ彼女に似ている。ラベンダーはミステリアスな魅力がある花で、大林宣彦監督によって映画化され、2016年には黒島結菜主演でドラマ化された「時をかける少女」では、主人公が理科室でラベンダーの香りをかいだことから時間を自由に超える能力を手に入れた。

 林ゆめもまた、そのラベンダーのような存在感で、いろんな時代の女性を演じる「時をかける女優」となり、作品を見る人を引きつける魔法をかけるに違いない。

(高倉文紀/美少女・女優評論家)


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