自民党の太田房江参院議員(大阪選挙区)は16日､2019年の参院選前に自身を応援する見返りに資金提供を地元の市議へ持ち掛けていたとする一部報道を否定した｡国会内で記者団に｢一切ありません｣と語った｡代理人弁護士は｢政治活動を妨害する目的で捏造(ねつぞう)したものと推測される｡厳正に対応する｣とのｺﾒﾝﾄを出した｡ ｢週刊ﾎﾟｽﾄ｣電子版は16日､太田氏が地元の市議に｢選挙応援してよ｡ﾀﾀﾞでとは言わないから｣と依頼し､500万円の提供を持ち掛けたと報じた｡市議は断ったという｡ 自民執行部は夏の参院選大阪選挙区で太田氏を公認する方針だが､党府連からは異論が出ている｡