課金代行依頼で男を書類送検=摘発12人目、ゲーム内通貨詐取容疑―670万円分・警視庁

2025/07/01 12:28配信【時事通信社】

オンラインゲームで使う「ゲーム内通貨」を課金代行業者に依頼して安価に入手した事件を巡り、警視庁サイバー犯罪対策課は1日、計約670万円相当の通貨をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺容疑で、建築作業員の男(26)=岐阜県瑞穂市=を新たに書類送検した。 男は業者への依頼は認めているが、「細かなアイテムの増やし方は知らなかった」などと容疑を一部否認しているという。同課は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。 同課は、ゲーム大手セガとスクウェア・エニックス(スクエニ)からゲーム内通貨を安く入手したなどとして、昨年6月からの1年間で11人を摘発。今回書類送検された男を含めた12人は、課金代行を利用して計約3000万円相当のゲーム内通貨を計約115万円で得ていたという。 同課によると、男はゲームのアカウントやアイテムを売買する「リアルマネートレード(RMT)」サイトで課金代行を依頼。依頼を受けた業者は、男のアカウントからゲーム会社のサーバーに虚偽情報を送信し、ゲーム内通貨を詐取した上で、アカウントを男に返却していた。 同様の手口による被害は2023年1月までに、セガが計約1億3000万円、スクエニが計約8億8000万円に上るという。 男の送検容疑は22年8月~同12月ごろ、複数回にわたり課金代行業者に依頼し、スクエニから計約670万円相当のゲーム内通貨をだまし取った疑い。男は計約14万円で通貨を入手していたという。 [時事通信社]


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