米軍幹部が県に謝罪=性暴力有罪判決受け―沖縄
2025/07/03 16:07配信【時事通信社】
女性に性的暴行を加え、けがをさせたとして不同意性交致傷罪に問われた米海兵隊員の男が那覇地裁の判決で有罪とされたことを受け、海兵隊の幹部らは3日、沖縄県庁を訪れて謝罪した。昨年以降、県内で相次いで発覚した米兵による性犯罪事件で、米軍が県に直接謝罪するのは初めて。 在沖第3海兵師団参謀長のニール・オーウェンズ大佐は「被害者の方や県民に不安を与え、おわび申し上げる」と述べた上で、隊員の夜間外出や飲酒に関する規制の徹底など、再発防止の取り組みについて説明した。 対応した溜政仁知事公室長は「女性の人権や尊厳をないがしろにするもので、強い憤りを禁じ得ない」と強調。米兵による事件が相次いでいることに「綱紀粛正、隊員教育の在り方に疑念を持たざるを得ず、大変遺憾だ」と批判した。 [時事通信社]