最低賃金、議論開始=1500円目標へ引き上げ幅焦点

2025/07/11 16:43配信【時事通信社】

厚生労働省は11日、中央最低賃金審議会(厚労相の諮問機関)を開き、2025年度の最低賃金改定に向けた引き上げ額の「目安」に関する議論を始めた。現在は全国平均で時給1055円。食料品などの物価上昇が続く中、過去最大の上げ幅となった24年度の51円(前年度比5.1%増)を超える引き上げが実現するかが焦点となる。政府が掲げる「20年代に1500円」の目標にどこまで近づけるかも注目される。 目安は7月末ごろに示される見通し。目安を参考に都道府県ごとに引き上げ額が決まり、10月をめどに適用される。 最低賃金は、パートやアルバイトを含むすべての労働者に対し、雇い主が支払わなければならない最低限の時給額。23年度の改定で全国平均が1000円を突破した。現在、最も低い秋田県が951円で、今年の改定で全都道府県が1000円に達する可能性がある。 [時事通信社]


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