石破首相発言、問題視せず=依存からの自立「否定的でない」―米国務長官
2025/07/12 00:54配信【時事通信社】
【クアラルンプール時事】ルビオ米国務長官は11日、訪問先のマレーシアの首都クアラルンプールで記者団に対し、石破茂首相が「米国依存からもっと自立する努力をしなくてはならない」と発言したことについて「否定的なものではない」と述べ、問題視しない考えを示した。 ルビオ氏は「日本とは非常に強力な同盟関係だ。引き続き緊密に協力する」と強調。日本が防衛力を独自に強化していくことは「特に気分を害するようなものではなく、むしろ励まされる」と指摘した。 また、日本に対し防衛費の増額を求めていることに関し、「要求ではなく、特定の能力への投資を促してきた。金額の問題ではない」と説明。意見の相違が表面化しても「強固な関係は続く」と述べ、日米同盟は盤石だと自信を示した。 石破首相は、トランプ政権が日本に25%の関税を課す意向であることに関連し、「なめられてたまるか」とも語っていた。 [時事通信社]