米英首脳、「厚遇」で関係強化=投資で合意、AIなど協定
2025/09/18 22:54配信【時事通信社】
【ロンドン時事】英国を国賓訪問中のトランプ米大統領は18日、スターマー首相と南部バッキンガムシャー州の首相別邸で会談した。経済やエネルギー安全保障分野での協力のほか、ロシアのウクライナ侵攻、中東情勢を巡る対応が主要議題となったもようだ。英側は、2度目の国賓招待という「異例の厚遇」が協議の円滑化に結び付くことを期待。「特別な関係」を深化させ、外交・経済面での連携強化につなげる狙いだ。 両首脳は会談後、企業幹部らを交えたビジネス会合に参加。スターマー氏は記者団を前に、米国と2500億ポンド(約50兆円)の投資パッケージで合意したと発表。さらに、人工知能(AI)など最先端技術での連携強化を図るテクノロジー関連の協定も締結したと明らかにした。 外交・安保面では、ロシアのドローンによるポーランド領空侵犯や対ロ追加制裁、人道危機が深まるガザ情勢を中心に議論する方向。ウクライナに関し、トランプ氏は最近、猛攻を続けるロシアに制裁を科すと表明。領空侵犯についても、米国は国連でロシア非難の声明に加わった。 [時事通信社]