「脱炭素燃料」への資金供給が重要=AZEC閣僚会合で一致

2025/10/17 21:13配信【時事通信社】

 脱炭素化に向けた日本と東南アジア諸国などによる連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の閣僚会合が17日、マレーシアのクアラルンプールで開かれた。脱炭素に向けてカギを握る、燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量が少ない液化天然ガス(LNG)の調達などへの資金供給が重要との認識で、各国は一致した。 閣僚会合は昨年8月にインドネシアで開催して以来3回目。日本からは武藤容治経済産業相が出席した。会合後の記者会見で武藤氏は「日本に対して脱炭素や省エネ技術の展開、ファイナンスの拡充に期待する意見が多くあった。こうした期待に応えたい」と述べた。日本とAZEC参加国との間での協力プロジェクトが、累計で約540件に達したことも明らかにした。 AZECは2022年に岸田文雄前首相が提唱した枠組みで、日本のほか、ミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟9カ国とオーストラリアが参加している。 


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