海辺の彫刻展が人気=驚きと楽しさを潮風に乗せて―豪
2025/10/20 05:28配信【時事通信社】
【シドニー時事】海辺の遊歩道に彫刻約100作品を並べた屋外展覧会がオーストラリア東部シドニー郊外で開かれている。今にも動きだしそうな巨大なトカゲや、トースターから飛び出したイルカなど、驚きと楽しさの詰まった彫刻を潮風に吹かれながら味わうことができ、人気を集めている。観覧は無料で、11月3日までの会期中に約50万人の来場が見込まれている。 彫刻展の舞台は、南太平洋を望むボンダイビーチとタマラマビーチを結ぶ約2キロの遊歩道。散策すると岩場や砂浜に個性的な作品が次々と現れる。トカゲの彫刻は崖の上をはっているように見え、迫力満点。多くの人が大海原と共に写真に収めていた。夫婦で見に来ていた60代の男性は「恐竜にも似ているし、見る人の想像をかき立てる」と話した。 彫刻展は1997年に始まり、南半球の春に当たるこの時期の恒例行事となっている。今回、ドラム缶で作った万華鏡や、白波を借景にした盆栽など、幅広い世代が楽しめる作品がそろっている。
