大広元役員、有罪確定へ=五輪汚職の贈賄側、上告棄却―最高裁

2025/10/22 17:28配信【時事通信社】

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(81)=受託収賄罪で公判中=側への贈賄罪に問われた広告大手「大広」元執行役員、谷口義一被告(60)の上告について、最高裁第3小法廷(渡辺恵理子裁判長)は棄却する決定をした。20日付。懲役2年、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。 谷口被告は、高橋被告側への送金は理事就任前の合意に基づく支払いで、贈賄に当たらないなどと無罪を主張していた。これに対し一審東京地裁は2024年3月、全額が賄賂に当たると認定。二審東京高裁も同年11月、一審判決を支持し、谷口被告側の控訴を棄却した。 事件では計15人が起訴された。これまでに贈賄側5社の元幹部と収賄側の会社元代表ら計12人に執行猶予付き有罪判決が出され、谷口被告を除く11人は一審で確定していた。 一、二審判決によると、谷口被告は英会話大手のスポンサー契約を巡って高橋被告に便宜供与を依頼。20年1月~22年2月、高橋被告の知人の会社に計約650万円を送金した。 


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