ＪＲ東海は３１日、山梨県内のリニア実験線で新型試験車両「Ｍ１０」の内部を報道陣に公開した。客室は白を基調に茶色の座席を配置した落ち着いた内装。床材の一部にはリニア車両の使用済みタイヤを再利用したゴムマットを使うなど、環境にも配慮した。　座席の背もたれは１５度倒した状態で固定し、足元のスペースに荷物を置くことができるようにした。このほか、天井には反射音を低減するための膜を張り、車両の時速をプロジェクターで投影した。天井の具体的な活用方法は今後検討する。