米ホワイトハウス、記者の立ち入り区域制限=国防総省に続き「締め付け」

2025/11/01 10:07配信【時事通信社】

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは10月31日、記者が自由に出入りできる区域を狭めることを決め、即日実施した。大統領執務室に近く、レビット報道官の部屋がある「アッパープレス」と呼ばれる一画に、面会予約なしで立ち入ることを禁じた。 記者はこれまで、大統領執務室が位置する西棟のうち、アッパープレスと、下位の広報担当者が詰める「ロウワープレス」への出入りを認められていた。ホワイトハウスは規制の理由に関し、最近になって広報担当者が日常的に機密資料を扱うようになったため、これを保護する必要があると説明した。 国防総省は10月、職員に情報提供を求めた場合、取材許可を取り消すなどとした規則を施行し、記者の立ち入り区域も制限。ホワイトハウスは同省に続き、締め付けを強めた形だ。ベテラン記者は「国防総省の規則がやって来た」と批判。ホワイトハウス記者会も、政府に説明責任を果たさせる記者団の力を損なうと指摘し、「全面的に反対する」と表明した。 


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