「懸念は全て消えた」=韓国大統領、高市首相を称賛
2025/11/01 15:57配信【時事通信社】
【慶州時事】韓国の李在明大統領は1日の記者会見で、10月30日に行われた高市早苗首相との初会談を振り返り、「同じような考えを持つ非常に優れた政治家だという印象を受けた」と称賛した。韓国内では高市氏がこれまで靖国神社を参拝してきたことなどから「強硬保守」との評価もあったが、李氏は「懸念は全て消えた」と強調した。 李氏は、自身の野党時代に対日強硬発言が目立ったことを念頭に「野党の指導者の時と、与野党を含めて国民を代表する大統領の時では判断や行動が異なって当然だ」と説明。高市氏についても「政治家個人としての立場と、日本という国の経営を担う立場では、考え方や行動が異なると思う」と述べた。 李氏は今後の両国関係について「協力を通じて今よりもはるかに良い段階へ進めると思う」と楽観的な見方を示した。会談で、李氏が次回の「シャトル外交」に関し、「できれば(首相のふるさとの)奈良県を訪問したい」と提案し、高市氏も快く応じたと明かした。
