将棋の福間女流六冠、再び編入試験=初の「女性棋士」目指す
2025/11/04 19:03配信【時事通信社】
日本将棋連盟は4日、福間香奈女流六冠(33)=清麗・女王・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花=の棋士編入試験の受験申請を受理したと発表した。四段の棋士5人と対戦し、3勝すれば合格となり、女性初の棋士が誕生する。福間女流六冠は将棋連盟を通して「全力を尽くします」とのコメントを出した。 プロの棋士になるには原則、養成機関「奨励会」を勝ち抜いて四段に昇段する必要があるが、女性では前例がない。福間女流六冠は奨励会退会後、棋士とは別制度の女流棋士として活動。棋士らとの対局で規定の成績を上げ、2022年に、奨励会とは別ルートで棋士になることができる編入試験を受けたが、不合格だった。 しかし、再び公式戦で好成績を挙げ、先月、2度目の受験資格を獲得。来年1月から毎月1局ずつ、17~22歳の四段5人と戦う。
