陸自、クマ被害で秋田県と協定=午後にも鹿角市で活動開始―箱わな輸送など後方支援
2025/11/05 09:50配信【時事通信社】
陸上自衛隊は5日、クマ被害が深刻な秋田県に部隊を派遣し、捕獲用の箱わな輸送などの後方支援を行うため、同県との間で活動内容や役割分担を定めた協定を締結した。午後にも鹿角市で活動を開始し、6日以降も順次、北秋田市や大館市、八峰町など県が求めた地域へ範囲を拡大する。 協定の期間は30日までで、陸自秋田駐屯地(秋田市)の第21普通科連隊が対応に当たる。協定などによると、箱わなの運搬や設置、クマがわなにかかっているかの見回りのほか、捕獲後に殺処分したクマの運搬などを担う。安全確保のため、隊員にはクマスプレーなどを携行させ、活動には猟友会メンバーが同行するという。 陸自の小銃ではクマに対応できないことなどから、武器を用いた駆除は行わない方針。 [時事通信社]
