ウクライナ加盟へ改革評価=汚職対策「後退許すな」―EU報告書

2025/11/05 08:57配信【時事通信社】

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は4日、EU加盟を目指す10カ国が達成しなければならない改革の状況を検証した年次報告書を公表した。ウクライナについては「加盟への強い意志を維持し、主要な改革を進めている」と評価する一方、汚職対策の推進を求めた。EUは、ロシアの脅威に対抗するために、ウクライナの加盟を最優先課題の一つと位置付けている。 ウクライナは2028年末までに加盟交渉を大筋で完了させることを目指している。同国のゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)に「(加盟手続き開始後の)過去3年で最も前向きな報告書だ。われわれの努力を認めてくれている」と投稿した。 コス欧州委員(EU拡大担当)は記者会見で、ロシアの侵攻が続く中でもウクライナで司法制度改革などが進んだと指摘した。ただ、今夏に汚職対策機関の独立性を弱める動きがあったことを踏まえ、「汚職対策を後退させないことが不可欠だ」と強調した。 


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