NY市長に左派マムダニ氏=知事選合わせ民主3勝―米

2025/11/05 12:12配信【時事通信社】

 【ニューヨーク、ワシントン時事】米ニューヨークで4日、任期満了に伴う市長選の投開票が行われ、民主党候補で急進左派のニューヨーク州下院議員ゾーラン・マムダニ氏(34)が当選を確実にした。初のイスラム教徒の市長が誕生する。複数の米メディアが伝えた。来年11月の米中間選挙の「前哨戦」と位置付けられる南部バージニア、東部ニュージャージー両州知事選も同日投開票され、三つの選挙全てで民主党候補が勝利する結果となった。 マムダニ氏は勝利演説で「トランプ大統領をどう打ち負かすか示せるとすればこの街だ」と指摘。「政治的な暗闇の中でニューヨークが光になる」と強調した。米メディアによると、推定の開票率91%で得票率は50%を超えた。 家賃上昇の凍結や無料バスの導入など生活コスト低減を公約に、若年層を中心に支持を集め、アンドルー・クオモ前州知事(67)らを破った。来年1月1日から4年の任期を務めることになる。市長選の投票総数は200万を超え、1969年以降で最高を記録した。 かつての「スイング・ステート(揺れる州)」の代表格とされるバージニア州ではアビゲイル・スパンバーガー前下院議員(46)が勝利。初の女性知事となる同氏は、政府機関の閉鎖に伴う連邦政府職員の一時帰休など雇用問題を強調し、共和党のウィンサム・アールシアーズ同州副知事(61)を抑えた。 ニュージャージー州では、2期務めた民主党現職の後継マイキー・シェリル下院議員(53)が物価高対策を争点に据え、トランプ氏の後ろ盾を得た共和党のジャック・チャタレリ元同州下院議員(63)を引き離した。 [時事通信社]


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