【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト（電子版）は１４日、トランプ大統領が南米ベネズエラに対する攻撃を検討していると報じた。米軍も攻撃命令への準備を進めている。ただ、トランプ氏が決断したかどうかは「依然として不明だ」としている。　報道によると、１４日もヘグセス国防長官と軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長がホワイトハウスを訪れ、今後の対応を協議した。バンス副大統領、ルビオ国務長官らも会議に参加した。　政権中枢による協議は数日間続いているとされる。ベネズエラ攻撃の是非や陸軍特殊部隊「デルタフォース」の投入など、さまざまな軍事的選択肢を検討しているという。　米軍は麻薬流入阻止の名目で、カリブ海や東太平洋でベネズエラなどの船舶への攻撃を繰り返している。今月１１日までにカリブ海に空母「ジェラルド・フォード」も配備。ベネズエラ周辺の米軍兵士は約１万５０００人に膨れ上がっている。