米航空便、通常運航へ=政府閉鎖終了で減便指示解除
2025/11/17 20:07配信【時事通信社】
【ワシントン時事】米連邦航空局(FAA)は17日、政府機関の一部閉鎖に伴う国内線の減便指示を解除した。航空管制官の人手不足で混乱が広がったが、今月下旬の感謝祭の休暇期間を前に、通常運航に戻ることになる。 無給となった管制官の欠勤が増えたことを受け、安全性の担保などを理由に減便指示に踏み切っていた。滞っていた給与の支払いが政府閉鎖の終了で再開し、人手不足が改善した。 国内主要40空港を対象にした指示は、7日に減便率4%で開始。10%まで段階的に引き上げる計画だったが、史上最長の政府閉鎖が43日目の12日に終了し、15日には3%に引き下げた。 米メディアなどによると、期間中に少なくとも5500便が欠航となり、遅延は2万便を超えた。 ダフィー運輸長官は声明で「管制官が職務に復帰し、通常業務を再開できるようになった」と強調した。
