米大統領「また政府閉鎖も」=オバマケア巡る対立で
2025/12/20 15:15配信【時事通信社】
【ワシントン時事】トランプ米大統領は19日夜、南部ノースカロライナ州で演説し、医療保険制度(オバマケア)問題で与野党対立が続く中、来年1月30日に現行のつなぎ予算が期限を迎え、「また政府機関の一部閉鎖が起きる可能性がある」との見方を示した。 年末に失効するオバマケアへの補助に関し、野党民主党は3年間の延長を主張。与党共和党内では、保守派を中心にコロナ禍での経済対策の一環として導入された補助を延長することに反対が強いが、穏健派の間で補助延長を求める声も上がる。今秋の補助延長を巡る対立激化で、予算切れによる政府閉鎖は史上最長の43日間に及んだ。 トランプ氏は「オバマケアは保険会社を富ませた」と批判。「お金を直接国民に給付したい。そうすれば、より低価格でより良い保険に加入できる」と主張した。与野党の隔たりが埋まらないまま議会はクリスマス休暇入りしており、補助失効による保険料急増は不可避だ。
