銀行から55億円強奪か=クリスマス休暇に金庫破り―ドイツ
2025/12/31 05:24配信【時事通信社】
【ベルリン時事】ドイツ西部ゲルゼンキルヒェンでクリスマス休みの期間中に地元銀行が金庫破りの被害を受けた。被害額は3000万ユーロ(約55億円)に上ると推定されている。警察は「犯人は人けのないクリスマス休暇を利用して、大型ドリルで金庫に穴を開けた」と発表した。 事件は29日未明に発覚した。警察や報道によると、犯行グループは隣接する立体駐車場から銀行の建物に侵入。複数のドアを通り、最終的に金庫室の壁に特殊なドリルで穴を開けたとみられている。金塊や宝飾品が保管されていた貸金庫3200個がほぼ空になっていた。 犯行グループは逃走中。男たちが大きなバッグを持っていたとの目撃情報があるほか、覆面姿の人物が乗った盗難車が駐車場から出てくる監視カメラの映像が残っている。27日に銀行の建物で火災報知器が鳴ったが、その際は異常を確認できなかったという。
