あおり運転、根絶至らず=法改正後も3割超経験―保険会社調査
2026/01/20 17:32配信【時事通信社】
あおり運転を巡っては、2020年6月に改正道交法が施行され、他の車両の通行を妨害する目的で車間距離を詰める▽急ブレーキをかける▽割り込む―などの一定の違反をする行為を刑事罰の対象とした。だが、根絶には至っておらず、保険会社の調査では過去5年以内にあおり運転をされた経験のあるドライバーは3割超に上った。 チューリッヒ保険は昨年6月、自家用車を所有し、週1回以上運転している全国の18~69歳の男女2230人が回答したインターネット調査の結果を公表した。それによると、34.5%が過去5年以内にあおり運転をされた経験があると回答した。 遭遇したあおり運転の具体的な内容(複数回答可)を尋ねたところ、「後方から激しく接近された」が84.3%、次いで「左側から追い越された」26.6%、「必要のないハイビームをされた」25.2%の順だった。あおり運転をされた際の対処法(同)については「道を譲った」が51.1%で最も多く、「何もしなかった」28.8%が続いた。 改正法施行後も死亡事故が起きている。堺市では22年3月、あおり運転の乗用車に衝突されたバイクの会社員男性=当時(28)=が転倒させられ、死亡。乗用車を運転していた男が自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪で起訴された。 取り締まる側の警察官があおり運転をした疑いを持たれたケースもある。兵庫県警は今月、道交法違反(妨害運転)容疑で、加古川署の40代男性巡査部長を書類送検した。昨年8月、神戸市で乗用車を運転中、前の車にクラクションを鳴らしたり車間距離を詰めたりして走行を妨害した疑いだという。
