アンソロピック利用中止命令=AIの軍事制限に反発―トランプ氏
2026/02/28 09:53配信【時事通信社】
【ワシントン時事】トランプ米大統領は27日、全ての連邦政府機関に対し、米人工知能(AI)開発新興企業アンソロピックが開発したAIの即時利用中止を命じた。SNSで明らかにした。AIの軍事利用を巡り、国防総省が利用制限の撤廃を要求していたが、同社がこれを拒否。トランプ政権を訴える方針を示している。 トランプ氏はSNSで「米国は、わが偉大なる軍がどう戦い、勝利するかを急進左派企業が指示することを許さない」と主張。アンソロピックに対して「協力」を要求し、「さもなければ、大統領としての全権限を行使して従わせ、重大な民事・刑事上の結果も伴わせる」と脅迫した。 米メディアによれば、アンソロピックは国防総省と約2億ドル(約310億円)の契約を結んでおり、同社のAIモデル「クロード」は米軍の機密システム内で利用が許可されている。ただ、ヘグセス国防長官はアンソロピックが掲げる軍事利用の制限を問題視。撤廃を求めていた。 アンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)は26日の声明で、AIが国民の大規模監視や完全自律型兵器に悪用されることに懸念を示し、「AIが民主主義的価値観を防衛するどころか、損なう可能性がある」と説明。「良心に従い、彼ら(国防総省)の要求を受け入れることはできない」とはねつけていた。 [時事通信社]
