トランプ“暴走”と高市政権の危うさ──SNS中毒訴訟からポケセン殺人まで読む現代の狂気

2026/04/07 15:00配信【サイゾー】

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<今週の注目記事>

1「高市総理側近『木下豪志秘書』は暗号資産にゴーサインを出していた」(「週刊文春」4月9日号)

2「スクープ撮 小芝風花(28)&NHK朝ドラ俳優同棲5年愛」(「週刊文春」4月9日号)

3「高市政権『原油高対策』の過ち 電気・ガス代の“記録的上昇”は確実」(「週刊新潮」4月9日号)

4「池袋ポケセン殺人『彼女と結婚するために』ストーカー広川大起は自衛隊に内定した」(「週刊文春」4月9日号)

5「未成年の“SNS中毒”で『メタ』『グーグル』に巨額賠償命令」(「週刊新潮」4月9日号)

6「イラン『6つの秘密』」(「週刊新潮」4月9日号)

7「中川昭一元財務相『酩酊会見の真相』を追う」(「週刊ポスト」4 月17・24日号)

8「議員会館で不倫『松本文科相』国会で吐いた“3つ目のウソ”」(「週刊文春」4月9日号)

9「日本メディア初『キャノン機関』トップインタビューしたのはアサ芸記者だった」(「アサヒ芸能」4月9日号)

10「タイガー・ウッズがDUI逮捕・起訴で無罪主張も…裁判のカギは『9年前の逮捕』」(「FRIDAYDIGITAL」4月5日より)


 トランプ大統領のイラン攻撃は「政治的自殺」だったことが次第に明らかになってきている。


 現地時間の4月1日にイラン攻撃に関する演説を行った。トランプは「今後2、3週間で徹底的に打ちのめし、イランを石器時代に戻す」と、攻撃を激化すると脅しはしたが、アメリカ国民に、なぜこの戦争を始めたのかという“核心”を説明することはなかったため、アメリカだけではなく世界中を唖然とさせた。


 もはやトランプは「老害」ではなく、アメリカのこれまでやって来た功績をも消し去る「狂ったモンスター」である。


 さすがに、トランプを支持してきた、まともな側近たちもトランプ離れを隠そうとしない。


 はじめは勘繰り過ぎだと思われていた突然のイラン攻撃は「エプスタイン文書隠し」という指摘も、最近ではホンボシだといわれているようだ。


 自分に都合の悪いことから目を逸らせるためには、国民にも同盟国にも知らせず、戦争をおっぱじめることも辞さない。


 こんな男を、「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルド(トランプ氏)だけだ」と称賛した高市首相も、同じ穴の狢だ。


 トランプと高市を早く引きずり降ろさないと、この国も没落するアメリカと心中することになる。


 立川談志の言葉のように、「バカは隣の火事より怖い」のだ。


 今週の最初もバカの話である。


 FRIDAYDIGITALから――。


 タイガー・ウッズが3月27日午後(現地時間)、フロリダ州ジュピターアイランドの自宅近くで車を運転中に交通事故を起こし、DUI(飲酒運転または薬物の影響下で運転)の疑いで逮捕・起訴された。


 だが、FRIDAYDIGITAL(以下FD)によると、タイガーは尿検査を拒否して無罪を主張し、裁判で争う意向を示したというのである。


 タイガーはSUVランドローバーを運転中に高速でトラックを追い越そうとしてトラックの後部に接触し、運転席側を地面に打ち付けて横転したという。タイガーは自力で脱出してケガはなかった。


 写真で見る限り相当な事故だが、またしても無傷というのは、彼の身体能力ゆえだろうか。


 FDによれば、タイガーは酩酊の兆候が見られたことから呼気検査を受け、アルコール濃度はゼロだったが、尿検査を拒否したため、DUIなどの疑いで逮捕されたという。


 米メディアPage Sixが入手した警察の報告書によると、現場に駆けつけた警官たちは、ウッズと会話する中で、運転の機能障害の兆候をいくつか確認したという。


 タイガーは「大量の汗をかいていた」そうで、目が充血し瞳孔が極端に開いていた。


 また、ウッズの左側のズボンのポケットから、麻薬性鎮痛薬ヒドロコドン2錠が見つかったとされる。


 タイガーは警官に、


「携帯電話を見下ろしながらラジオのチャンネルを変えていたため、前方の車が速度を落としていたことに気づかなかった」


 と説明したという。


 タイガーはDUI、薬物検査拒否の罪で起訴され、逮捕から8時間後に保釈金を納入して保釈されたそうだが、彼は2017年にもDUIで逮捕されている。


 2021年2月にはロサンゼルス近郊で車を運転中に道路から飛び出して丘の斜面に激突。車は大破。右脚を粉砕骨折する重傷を負い、金属棒、ねじ、ピンを埋め込む大手術を受けた。


 再起不能といわれたが、2022年4月、マスターズで508日ぶりに復帰して「奇跡の復活」と新たな伝説を作った。


 私もテレビで見ていたが、最終ホールへ向かうタイガーを、多くのギャラリーが取り囲み、「タイガー」「タイガー」の大合唱になった感動的なシーンだった。


 あと1勝でジャック・ニクラウスの大記録を抜くというところまできたが、その1勝がはるか彼方である。


 ゴルフというのは、おかしなスポーツだ。300ヤード以上飛ばしても、グリーンで残り5cmのカップを外しても同じ1打である。


 強靭な体力と繊細さが要求される。しかも多くのギャラリーの前で打たなければならない。


 ゴルファーの多くは精神安定剤を服用しているといわれる。


 タイガーもそうした重圧に耐えかねて、薬物に手を出したのだろうか?


 薬物検査で2種類の鎮痛剤を含む5種類の薬物が、タイガーの体内から検出されたそうである。


 タイガーは無罪を主張して裁判で争うそうだ。


「ウッズは当日の朝に鎮痛薬を服用したとしていて、事故は午後なので薬物の影響はなかったと主張する可能性も考えられます。彼が薬物検査を拒否しているので、事故当時に薬物を摂取していた物証はないことがどう判断されるか注目されます。検察側はポケットから麻薬性鎮痛薬ヒドロコドン2錠が見つかったことや、当時のウッズの状態などの状況証拠で有罪を証明する方針と推測されます」(法曹関係者)


 タイガーも50歳になった。今週、ゴルフの最高峰であるマスターズが行われる。タイガーがマスターズに現役で出場することは夢のまた夢だろうが、せめて、薬物を抜いて、晴れやかな表情で、マスターズ会場に姿を現すことを願っているのだが。


 お次はアサヒ芸能から。


 アサ芸は通巻4000号になったという。まずは目出度い。


 3号連続でアサ芸がこれまでにスクープしたいくつかの記事を取り上げているが、今週は、GHQ占領下の日本に存在した秘密情報機関、通称「キャノン機関」のトップに独占インタビューしたという1971年11月25日号を取り上げている。


 我々世代にはキャノン機関というのは懐かしい。作家の松本清張が『日本の黒い霧』で取り上げた、終戦直後の怪事件、下山事件や松川事件はキャノン機関が日本の共産化を防ぐために仕組んだことだというのを、われわれは素直に信じたものだった。


 確かにキャノン機関は莫大なカネも組織も持ち、占領下の日本を意のままに動かしてはいたのだろう。


 だが、すべての事件の黒幕をキャノン機関のせいにするとわかりやすいが、その陰に隠れて悪さを働いていた日本人たちの企みを見逃すことになるのではないか。


 下山事件がいい例だが、未だに「新説」が生み出され、この事件の全容解明には至っていない。


 そのキャノン機関のトップに独占インタビューしたというのだから、当時は大きな騒ぎになったはずだが、私には記憶がない。


 松川事件は、1949年8月17日に、東北本線松川駅―金谷川駅間で列車が脱線転覆し、機関士ら3人が死亡した事件である。


 19歳の少年線路工員他20名が逮捕されたが、1963年に最高裁で全員無罪になった。


 アサ芸でこれをスクープしたのは平塚柾緒記者だったという。


「元特務機関員が実名告白『松川事件は私がやった』」(1970年8月20日号)


 内容は、当時一番力の強かった国鉄労組をGHQは潰したかった。そこで労組幹部を逮捕させるための口実として列車を転覆させた。その一連の諜報活動を行っていたのがジャック・キャノンで「キャノン機関」といわれた。


 事件から21年経って明かされた告白は大きな話題になったが、私にも経験があるが、大新聞などからは、「エロ雑誌にこんなスクープができるわけはない」と反発を受けたという。


 だが読者の反響は大きく、19週にわたって連載されたそうだ。


 平塚は、その勢いをかって、キャノンやマッカーサーの右腕といわれたチャールズ・A・ウィロビー元GHQ参謀第2部=G2部長・少将に会いに行くために編集長に直訴したという。


 すると、「社長に聞いてくれ」といわれたという。当時は徳間康快社長だろう。豪快な人だった。


 徳間社長は「お前が行きたければ行けばいいじゃねえか」といって、当時のおカネで150万円をくれたというから太っ腹だ。


 アメリカへ行き、GHQ傘下の諜報機関に在籍していたという在日韓国人の紹介で、キャノンに会ったそうだ。


 そして、ウィロビー元少将とも会えたというのである。マイアミの高級住宅街で、3日間話を聞いたそうだ。そこへ、戦後の日本統治に関する対日理事会の議長だったシーボルトもやってきたというのである。


 まさに戦後占領期のお歴々たちだ。


 これがウィロビーの回想録「実録・知られざるGHQ『私は日本のために占領軍の内幕を書く』(1972年5月11日号)として結実した。


 これって、本になっているのかな? 読みたいものである。


 戦後秘史っていうのは、いま読んでも面白い。それというのも、未だに謎だらけだからだ。アメリカはそういう資料を公開していないのかな? 


 お次は、議員会館不倫の松本文科相追及、文春の第3弾。


 週刊誌の良さは、このしつこさにある。


 この国会は「松本議員会館不倫」でもちきりだろう。不倫相手を議員会館に招き入れ、「不適切な行為」に及んでいたというのだから、青少年の教育には悪影響必至であろう。


 しかも松本の不貞行為を暴露しているのが、松本の不倫相手なのだから、不徳の致すところであることは間違いない。


 文春は、松本が国会で「3つ目の嘘をついた」と追及している。


 不倫相手のA子はこう話している。


「確実に議員会館での不貞行為はありました。その夜、私はLINEで『余韻が…』とメッセージを送っています。ただの案内や意見交換でそんなメッセージを送るはずがありません」


 それだけではない。松本の国会答弁には、三つ目の“決定的なウソ”があるというのだ。


 松本は、文春の第一報を受けた3月12日の衆院予算委員会で、野党議員の質問にこう答弁していた。


「過去の段階におきまして、私自身、妻とは、家族とは既にいろいろと話をしておりまして、そして、妻からも大変大きな叱責を当時いただいた」


 すでに妻とは話をしていて、怒られた。過去の話だというのである。


 だが、A子の認識は異なるという。


「三月三日、文春から直撃された直後に私にかかってきた電話の中で、彼は確かに“奥さんにはまだ話していない”という趣旨の話をしていた。まるで過去に話し合ったかのような言い方をしていますが、実際のところは文春から突きつけられて初めて、家族に明かしているはずです」


 A子が、「奥さんには話したの?」と聞くと、「今の段階では(話してない)」と答えたというのだ。


「勿論、昨年十月に彼からもう会えないという趣旨のメッセージを受け取るまでの間にも、奥様にバレたという話は一度も聞いていません。結局、彼から『妻に話した』と聞かされたのは、文春の直撃から二日後の三月五日のことでした」(A子)


 文春にいわせれば、松本が妻から叱責を受けた「当時」というのは、答弁から僅か1週間前のことである可能性が極めて高いというのだ。


 どちらにしても、文科相がW不倫を追及されて、国会で赤っ恥をかいているのだ。


 高市首相、早く首にしてやったほうが松本のためではないのかね。


 古い話ばかりで恐縮だが、2009年にローマで開かれた先進7か国財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後、中川昭一財務相が、ろれつが回らない酩酊状態で記者会見した“事件”はいまだに語り草である。


 なぜ、あれほど酔った状態で会見をさせたのか? 誰も止めなかったのだろうか?


 帰国後、国会で追及された中川大臣は、「風邪薬をふだんより多めに飲んだ」と答弁したが、誰もそんなことを信じる者はいなかった。


 辞任に追い込まれた中川大臣は半年後の総選挙で落選した。大敗した麻生内閣は退陣、民主党政権が誕生した。


 中川は総選挙のわずか35日後に、世田谷区の自宅で亡くなっているのを発見された。遺書はなかったという。


 中川の父は、やはり自民党の大物議員中川一郎で、首相候補にも名前が挙がったが、札幌のホテルで不可解な死を遂げた。


 この事件が再び話題になっている。中川の妻、郁子元自民党代議士が〈今でも疑問に思います〉とSNS上に書き込み、それに対して読売新聞が3月31日付朝刊社会面で猛反論したのだ。


《問題の虚偽情報は、2009年2月、中川昭一元財務・金融相(故人)がローマで開かれた先進7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後、ろれつが回らない状態で記者会見し、その後辞任した問題を巡るもの。SNS上では、記者会見の直前、当時の財務省国際局長が中川氏をランチに誘い、そこに本紙記者らが同席。本紙記者から「記者会見がなくなったのなら、この薬を飲んで食事のあと、ゆっくり休んだら」と言われ、中川氏は渡された薬を飲みワインを一口飲んだ、とされている》


 そのうえで、中川氏自身の「風邪薬をふだんより多めに飲んだ」という国会答弁や当時の官房長官らの説明、朝日新聞や毎日新聞の報道内容まで列挙し、〈本社は、虚偽情報の拡散は放置できないため、目に余る投稿の削除を求める法的措置を検討する〉と紙面を使って警告したのだ。


 要するに、読売新聞の記者は、薬など渡していないということをいいたいのだろうが、返って、何かあるのではと思わせてしまう文章ではある。


 ポストがこの謎に切り込んでいる。


 郁子は、昔、夫に同行した秘書が泣きながら語ったという話を、SNSでこう書いているという。


〈調印式のあと「今日の会見はなくなりました」と財務省側の事務秘書官から言われたので、財務大臣会合で各国の大臣からいただいたお土産などを、パッキングするために自分の部屋に戻ったのだそうです。しかし、その後、「会見が始まります」と言って誰かが連れ出したのだ、と説明をしました〉


 さらに郁子は後日、その「誰か」が当時の財務省の国際局長であることがわかったと、投稿で実名を挙げて書いているという。この局長は中川とは麻布高校の同級生で、ワインアドバイザーの資格を持つ人物だそうだ。


 この投稿を受け、ネット上では「財務省に仕組まれた罠」などと波紋が広がり、読売の否定後も火は収まっていないという。


 財務省取材が長いジャーナリストの長谷川幸洋(元東京・中日新聞論説副主幹)が事件の背景をこう語っている。


「政治と財務省の関係を振り返ると、第1次安倍政権は公務員制度改革などで財務省に切り込み、その影響力を削ごうとしたが、退陣してしまう。その後、財務省に近い福田政権で揺り戻しがあり、麻生政権に代わった時に起きたのが酩酊会見事件でした。財務省としては安倍晋三さんやその盟友である中川さんら政治家の影響力を削ぎ、自分たちの力を復権させたい。酩酊会見の当時、そうした関係性があったのです。


 中川さんはあの体調で会見に出るべきではなかったし、財務官僚も止めるべきだったと思うが、結果的に見ると、中川さんが更迭され、“財務省の守護神”と呼ばれていた与謝野馨氏が後任の財務大臣に就任した。財務官僚にとって都合のいい大臣が誕生したのは間違いない。そうしたことが、今なおあの会見をめぐって様々な憶測が消えない理由でしょう」


 それ以外にも、中川は、「アメリカに殺される」と怯えていたともいわれている。


 親子二代の不審な死は、政治の闇をさらに深くしている。


 さて、トランプ大統領の“発作的”なイラン攻撃で、世界中が石油危機に見舞われている。


 こんなことは初めから分かっていたことだが、特に日本は、1973年、第4次中東戦争をきっかけに、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)が「親イスラエル国」への石油供給制限を打ち出したことで、日本は深刻なエネルギー危機に直面した。


 トイレットペーパーまで品薄になり、あわてて「中東とは何か?」という本を読み漁り、三木武夫副総理が中東へ飛んだ。


 以来、歴代首相は中東との関係を良好に保つため、様々な努力をしてきた。


 だが、今回のように、トランプが突然、イラン攻撃を始めるというシナリオは、日本にとって想定外だった。


 高市首相は能天気にアメリカへ行ってトランプと仲良しごっこを始めたため、イランを含めた中東諸国の反アメリカ、反イスラエル派は黙ってはいない。


 その上、トランプは、ホルムズ海峡を通って石油を運んでいる国は、自力でやれと突き放し、その筆頭に日本の名前を出したのだ。


 サナエとすれば、あれだけおべっかを使ったのに、トラちゃん、それはないよといいたい気持ちであろう。


 新潮は、日本人が知らない「イランの6つの秘密」というタイトルで、イランという国を解説している。


 トランプは、今回の攻撃はイランに核を作らせないためだという大義を主張している。


 軍事ジャーナリストの黒井文太郎が指摘するように、イランは濃縮度では兵器に近い60%にまで進んでいて、核兵器を完成させるのにはそう時間はかからないレベルにまであるというのは、事実なのだろう。


 今回の攻撃で、かなり破壊されたのだろうが、ゼロではないと黒井はいう。


 核は100も200も持つ必要はないのではないか。数発あれば、ニューヨークやワシントンは吹っ飛ぶ。


 私は、トランプが恐れているのは、アメリカ国内で起きるかもしれないイランによる「テロ」だとにらんでいる。9・11のようなものではなくても、もし起これば、トランプに対する非難は全米に広がり、辞任に追い込まれる。


 こればかりは、どんなに厳重警戒していても防げない。


 新潮によれば、イランという国は「密告社会」で、中には「密告」で生計を立てている者もいるというのである。


 イランで医者をやっているサラ(日本に在住)は、デモ参加者の治療をしてはならないというお触れを無視して、デモで負傷した人間を治療したことが「密告」で知られ、革命防衛隊の連中に診療道具やレントゲン機材を壊され、投獄を免れるために1000万円近くの罰金を払わされたという。


 しかし、そんな厳しい監視社会でも男女の恋愛は、当然ながら、そこここで見られるという。


 結婚前に屋外で手を握ったら大変だそうだが、20代半ばになると公然と2人で歩いていても、夫婦かもしれないと、お咎めなしだそうだ。


 その上、シーア派のみに認められているようだが、期間を決めて契約する結婚という形態があり、それを利用して、風俗店を作り、売上金が政府に入る仕組みを作っているという。


 どんなに厳しくしても、男と女は、網の目をかいくぐって逢瀬を楽しんでいるようだ。



 今回、トランプが思い描いていた攻撃後のイランの姿は、独裁者を殺せば、反対体制派が呼応し、民主化が進むだろうというものだったはずだ。


 だが、反体制派がトランプの煽りに乗る気配はない。なぜか?


「彼らは“ペルシャ帝国の末裔”としての高いプライドを持っています。同時に、歴史的にロシア、イギリス、それにアメリカなどから“虐げられてきた”という強い被害者意識と怨念も抱えています。この感覚こそが、彼らの相互主義の姿勢につながっていて、自分たちだけが被害を受けるのはおかしいとアラブ産油国を攻撃している。そして、政府への不満があっても、外部からの攻撃で愛国心に火がつき、結果として一致団結しやすいのです」(齋藤貢元駐イラン大使)


 トランプの理不尽な攻撃が、イラン人を結束させてしまったとすれば、トランプはバカなことをしたものである。



 新潮は、2026年3月25日、ロサンゼルス地裁の陪審が下した評決が大きな波紋を呼んでいると報じている。


 原告は、幼少期からInstagram(メタ)やYouTube(グーグル)を利用し、深刻な「SNS中毒」からうつ病を発症したとされるとして、20歳の女性に、陪審員は、両社のプラットフォーム設計に「過失」があったと認め、計600万ドル(約9億5000万円)の損害賠償を命じた。


 特筆すべきは、陪審が「SNSは子供が中毒になるように意図的に設計されている」と断じた点だ。これは、テクノロジー企業がユーザーのメンタルヘルス悪化に対して法的責任を負うことを認めた、歴史的な評決だと、アメリカメディアは報じている。


 さらに、裁判の過程で明るみに出たメタ内部の腐敗した倫理観。あるメタ社の元社員が交わしたとされる驚くべき内部チャットの内容だ。


「俺たちは薬物の売人みたいなものだ」


 社員自らが自社のアルゴリズムを「依存性の高い薬物」に例えていた事実は、企業が依存のリスクを十分に認識しながら、収益のためにあえてそれを放置・助長していたことを意味している。


 脳の報酬系を刺激し、「いいね」や「おすすめ」で無限に時間を奪い続ける仕組みが、確信犯的に構築されていたことに、陪審員たちは厳しい評決を下したのだ。


「子どものネットリスク教育研究会」の代表で元弘前大教授の大谷良光によれば、


「今回の訴訟は、2021年10月にフェイスブック社(現メタ)の従業員だった女性が“自社の利益のために人々の憎悪を煽り、分断するアルゴリズムを設計した”と内部告発したことが発端です。資料は6000ページに及びました。それによれば、身体的問題や不安、うつ病を引き起こすリスクがあることを内部調査で認識していたのに、若者のエンゲージメント(反応、関心)を高めるために会社が事実を黙認してきたとのことでした」


 告発を受けてメタの株主は集団訴訟を提起した。


 オーストラリアや欧州だけではなく、アメリカでも16州が子どものSNS規制についての関連法案を成立させているという。


 では日本ではどうか?


 日本でも「SNS依存」に悩む未成年は急増しているが、法的規制は米国に比べて大きく遅れている。


 脳科学研究の第一人者である東北大学大学院の川島隆太教授らの調査では、スマホを長時間利用する子どもは、記憶や思考を司る脳の前頭前野内にある六つの領域がほとんど止まっているというのだ。


 2、3歳の子どもにスマホを買い与えるバカ親がいるという。この国は、バカとアホだけしかいない国へと変容していくのだろう。


 ところで、3月26日、池袋のサンシャインシティ2階にある「ポケモンセンターメガトウキョー」、通称、「ポケセン」で起きたスタッフ、春川萌衣(21)さん殺人はショッキングな事件だった。


 犯人は26歳の広川大起容疑者、元交際相手だった。


 春川さんをナイフで刺しながら、自らにもナイフを振るい、自殺したのである。


 広川はかつて、春川さんに対するストーカー行為で規正法違反容疑で逮捕されていた。


 その後、接近禁止になっていたが、凶行はまたまた防げなかった。


 文春によれば、広川は1999年生まれで、父親は物流企業の経営者。幼い頃は神奈川県川崎市のタワマンに暮らしていたが、その後、両親が離婚。


 幼い広川は、ほかのきょうだいたちと母親に連れられ、沖縄に移住したという。


 広川は沖縄の高校を卒業して上京後に、八王子市内のケンタッキーフライドチキンなどアルバイトを転々としていた。そこで広川は、春川さんと知り合った。


 広川は、今春から定職に就くことが決まっていたという。


 現在、広川容疑者の母親をサポートする支援団体の代表が、文春の取材にこう明かしている。


「母親によれば彼(広川)は、海上自衛隊に内定していたそうです。今年4月から採用される予定だった。内定を得た時期は、彼が昨年12月に最初に(ストーカー規制法違反容疑で)逮捕される前のことだそうです」


 一方の春川さんについて、自宅近隣に住んでいる女性がこう語る。


「萌衣ちゃんは明るくて優しい、礼儀正しいお子さんでした。三人きょうだいのお姉ちゃんで、下の弟さんと妹さんの面倒をよく見ていて。家の前でボール遊びをしたり、一緒におつかいに行ったりする姿が印象に残っています。週末にはよくご家族でお出かけしていましたし、本当に仲の良い家族だったんです」


 幼い頃からポケモンが好きだった彼女は、仕事でポケモンと関わることが夢だったという。


 彼女と広川が交際を始めたのは2024年10月頃だったというが、約9か月後には彼女のほうから別れ話を切り出したそうだ。


 理由はポケモンだった。


「この時期、春川さんはケンタッキーを辞め、ポケセンの契約スタッフとして働き始めていた。彼女にとっては念願の職場だ。当初、広川は応援する素振りを見せたものの、ある時態度を変え、束縛を強め始めた。春川さんは広川が言い放った一言で、別れを決意する。


『ポケセンはお前には合わないから辞めろ』


 長年の夢を否定された春川さんの決断は、無理からぬことだろう。


『ところが、広川が交際解消を受け入れようとせず、春川さんは手を焼いていた。別れて間もない時期、仕方なく二人で会ったこともある』(捜査関係者)」(文春)


 その後、春川さんはLINEをブロックしたが、広川は彼女の仕事が終わるのを待って、自宅までついてくるようになったという。


 彼女は八王子署を直接訪れ、経緯を話し、署員が彼女を自宅まで送ると、自宅前に不審な男がいた。


 声をかけると広川だった。ストーカー規制法違反で逮捕した。


 広川の乗って来た車の中には果物ナイフがあったため、銃刀法違反、性的姿態撮影処罰法違反でも再逮捕したという。


 広川は付きまとわないようにするという禁止命令書にサインし、罰金80万円を払って釈放された。


 だが、この程度でストーカーが諦めるはずはない。


 春川さんは1カ月間親族の家へ避難していた。勤務先を変えるように警察は提案したが、春川さんは毅然と答えたという。


「ポケモンセンターで働くことが夢でした。仕事は変えたくないです」


 だが、広川は、彼女との結婚を考え、海上自衛隊に内定をもらっていたのだ。


 しばらく続いた平穏は、春川さんの悲鳴とともに崩れ去った。


 いつもながら、警察のストーカー対応に怒りがわく。今回の事件を見ても、広川が再び春川さんを襲うことは予測できたはずだ。


 ストーカー犯には保釈条件や保護観察の条件として、GPS端末の装着を義務付けるなど、二度とこうした悲劇を繰り返さないためにも、早急に検討するべきである。


 お次は高市首相の無責任な「原油高対策」を批判している新潮の特集。


 高市首相のやり方は、全て一方的で、国民への説明責任など果たそうとも考えていないようだ。


 今回の石油高対策もそうだ。トランプをサル真似して、SNSでの発信には熱心だが、その多くが間違っていると識者たちはいうのである。


 担当大臣も、赤澤亮正経産相を「中東情勢に伴う重要物資安定確保担当大臣にした」とSNSで発表したが、何をどうするのか、2人の意思疎通は保たれているのか、心配になる。


 なぜなら、赤澤大臣は石破茂前首相の側近である。高市首相が信頼を置いているはずはないからである。


 世界的な原油不足の下、他国からどれだけ融通してもらえるのか、すでに確約が取れているのかなどの説明は全くない。


 石油流通システムに詳しい桃山学院大学経営学部の小嶌正稔教授が指摘するように、現状は何がどの程度まで不足し、どういう優先順位で対策するのかを国民に説明することが重要なはずだが、何もない。


 さらに、


「日本の石油備蓄は約250日分しかありません。その放出は石油が本当に不足している時に行うべきで、価格を抑えるためにするものではありません。それなのに、補助金でガソリン価格を抑えて需要を喚起しながら、他方で備蓄を放出するのは支離滅裂」(小嶌教授)


 今後間違いなく国民生活を不安に陥れるのは、電気料金の値上げである。


「LNG の 契約価格は 原油価格に連動して上がり下がりするものが多い。 これはヨーロッパが始めた仕組みで、日本の LNG 契約の7~8割は こういった契約形態になっています。厄介なことに、LNG 価格が上がると、その分を石炭による発電に替えたい国が石炭の輸入量を増やす。そうなると石炭価格も上昇してしまう。発電量の約7割を化石燃料に頼る日本では、間違いなく電気代が上がります」(常葉大学山本隆三名誉教授)


 現在、環境・エネルギー分野のビジネスを行うRAUL株式会社の江田健二代表取締役もこう話す。


「電気代については、今後じわじわと“真綿で首を絞められていく時代”に入ると考えられます。実のところ ウクライナ侵攻以来、世界的な LNG などの価格高騰で、電気代はほとんど下がっていません 国の補助金によって何となく今まで通り払えているように国民は錯覚させられているだけで、元の単価ベースでは電気代が上昇しています。気づかないうちに負担がじわじわと積み上がり すでに“茹でガエル”のような状態に陥っています」


 高市首相は歴代最悪の首相になりそうだが、国民を道連れにしないでほしいものである。


 小芝風花(28)という女優はよく知らないが、NHKの大河ドラマ『べらぼう』で見せた吉原花魁の妖艶な演技が評判を呼んだようだ。


 文春によると、かなりの苦労人でもあるそうだ。


 小芝は大阪府堺市出身で、幼い時期はフィギュアスケートに打ち込んだが、中学生の時に両親が離婚しているという。


 芸能界入りを果たしたのは中学2年生の時だったそうだ。


「二○一一年にオスカープロモーションが企画した『武井咲の姉妹を探す』という名目のオーディションでグランプリを獲得したのが小芝でした。そのままオスカー所属となり、芸能活動に専念するため、すぐに母と妹と一緒に上京したのです」(芸能記者)


 翌12年に俳優デビューし、14年には『魔女の宅急便』で映画初主演を飾った。16年には若手俳優の登竜門と呼ばれるNHK朝ドラ『あさが来た』にも出演を果たすが、女優としてブレイクしきれなかったという。


 小芝自身も、当時の状況を、こう振り返っている。


〈最初から大きな役がもらえるわけじゃないですし、順風満帆とはいかないですよね。同年代の方の活躍を見て、悔しい思いをしたこともあります。


「自分は何をすれば、同じように活躍できるんだろう?」とか、「向いてないんじゃないか?」とか…。いろいろなことに対して、モヤモヤしたり、すごく悩んだりしていた時期が長かったです〉(『CHANTO WEB』23年7月30日配信)


 人気が出るまで時間がかかったが、19年に放送された連ドラ初主演作品『トクサツガガガ』(NHK)で、特撮オタク役を好演してから人気に火がついたようだ。


「以降、毎年連ドラ主演に抜擢される人気女優へ駆け上がりました。キリンビールやSMBCなど数々のCMにも出演、いつしか小芝はオスカーを代表する看板女優と呼ばれるようになりました」(前出の芸能記者)


 そのオスカーを辞め、「トップコート」へ移籍したのが25年1月。


「オスカー時代はあまりにも仕事を詰め込みすぎていたこともあり、小芝本人のやりたい仕事と事務所が求める仕事内容にギャップが生まれていた。さらに、多くの作品に出ずっぱりだったにもかかわらず固定制の給料だったオスカーに不満を漏らしていた。一方のトップコートは歩合制の条件を提示したことで話がスムーズにまとまった」(芸能事務所関係者)


 事務所移籍後も小芝の勢いは止まらなかったようだ。そして、名実ともに小芝を国民的女優へ押し上げたのが、昨年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう?蔦重栄華乃夢噺?』だった。


「小芝が演じたのは、横浜流星演じる主人公・蔦屋重三郎の初恋相手の花魁役。快活なイメージが強い小芝からは想像できないような妖艶な演技を披露してみせた」(テレビ関係者)


 売れっ子の割には「スキャンダル処女」だったようだが、文春によれば、それもそのはず、実は小芝には、5年間、一途に愛を捧げてきた「秘密の間夫(まぶ)」の存在があったというのだ。


 2人を知る関係者が絶対匿名を条件にこう口を開く。


「小芝さんは俳優の小関裕太さん(30)と交際している。交際期間は約5年とかなり長く、付き合い始めてすぐの21年から都内のマンションで同棲しています。最初は友人同士からスタートした2人ですが、その後、小関さんが猛アタックして、交際が始まった」


 小関というのはどのような俳優なのか?


「子役時代から合わせて役者として20年以上のキャリアを持つ実力派俳優です。身長180センチの長身で、スタイル抜群。その端麗な顔立ちから“令和イケメン”とも称されます。ドラマだけでなく人気アニメを舞台化した作品に多く出演していて、2.5次元俳優としても活躍。TBSの情報番組『王様のブランチ』にも21年から24年までレギュラー出演。女性人気がすこぶる高い俳優の1人です」(前出・芸能記者)


 文春は、何度か、2人の自宅に各々が出入りする姿を目撃しているそうだ。


 文春が小芝を直撃しているが、彼女の反応が可愛い。


――週刊文春です。


「……」


付けていたイヤホンを外し、耳を傾ける小芝。


――小関裕太さんと交際されていますよね。


 記者が小関の名前を出すとハッとした表情を浮かべ、顔をリンゴのように真っ赤に染めて、こう絞り出した。


「私からは話せないので、事務所を通してください。すみません。勝手に答えられないんです」


 お辞儀をした小芝は、耳まで赤く染めたまま、その場を足早に去っていったという。


 結婚は時間の問題のようだ。


 今週の最後の記事は、文春の「サナエトークン」についてのスクープ記事。


 私は、暗号資産なるものがいったい何なのか、全くわからないが、この“事件”で、高市首相側が嘘をついているというのはよくわかった。


 朝日新聞デジタル(3月4日 5時00分)はこう報じている。


《「高市早苗首相は2日、自身の名前を使った暗号資産(仮想通貨)「SANAE TOKEN(サナエトークン)」が取引されていることについて、「全く知らない」「承認を与えたものではない」とX(旧ツイッター)に投稿し、関与を否定した。


 公式ホームページなどによると、サナエトークンは起業家の溝口勇児氏が関与する「Japan is Backプロジェクト」の一環として、2月25日に販売された。同プロジェクトについては「ユーザーの声を『国民の声』として高市首相はじめ政策立案者の方々に届け、政策立案の参考にしてもらいます」と書かれている。


 高市首相は2日夜、自身のアカウントに投稿し、「名前のせいか、色々な誤解があるようですが、このトークンについては私は全く存じ上げませんし、私の事務所側も、当該トークンがどのようなものなのか知らされておりません。本件について我々が何らかの承認を与えたこともございません」として関与を否定。「国民の皆様が誤認されることのないよう申し上げることとした」と注意を呼びかけている。》


 この件には、自分も事務所の人間もまったく知らないと、全面否定したのである。



 果たしてそうなのか? どちらかが嘘をついているのでは? 第一、時の首相の名前を使った“金儲け”が、無断でやれるのだろうか?


 投資や投機に全く縁がない私でも、それぐらいのことはわかる。どっちが嘘をついているのかと聞かれれば、高市首相側だと、この記事を読まなくてもわかる。


 ここでは、このトークンの仕掛人である松井健のいい分を聞いてみよう。彼はまだ33歳だというが、雰囲気には何やら「闇の仕掛人」という雰囲気が漂う。


 松井は高市首相を応援しているそうで、自分が話すと、高市首相が苦しくなるのではないかとこの間悩んでいたそうだ。


 サナエ・トークンは、衆院選で自民が圧勝してから17日後の2月25日に、初値0.1円相当で流通開始。その後、買いが殺到し、その日のうちに40倍を超える約4.2円まで値上がったという。その後も約2円程度で推移し、時価総額は数十億円に膨らんだそうである。


 だが、3月2日、事態は一転した。高市首相がこのトークンへの関与を全否定したのである。


 2日後の3月4日には国会でも取り上げられ、発行元が「暗号資産交換業」の登録業者ではないと発覚し、金融庁が「実態把握に乗り出す」と表明、トークンの発行中止も決まってしまった。


 この松井という人は、根っからのプログラマーだそうだ。


「政治家の方々との繋がりが増えていきました。不正選挙を防ぐプログラムの提案を米トランプ大統領の関係者に依頼され、チームで渡米したことがあります。メタバース(仮想空間のサービス)の発表会で本人にもお会いし、昨年の大統領就任式には、招待状を得て出席させてもらいました」


 高市首相側との接点はいつか?


「総裁選投開票から十日ほど前の九月末、知人から私に電話がありました。当時は小泉進次郎さんが圧倒的に優勢と言われていた。『高市陣営が苦戦しているので手伝ってあげてほしい』『向こうに電話番号を教えておくから』と」


 翌日、松井がリモート会議で相対したのが、奈良県の高市早苗事務所所長、木下剛志だったという。20年以上にわたって高市に仕える存在で、現在は公設第一秘書。側近中の側近である。


 松井と木下秘書のほかに、後援会「チームサナエ」の代表も交えた“作戦会議”が始まったという。


 結果は高市の勝利で終わった。喜んだ木下秘書は、今後も何かやろうといった。松下は、時の宰相の名を冠した暗号資産を構想したという。


「サナエトークンという名前にした理由はまず、やはり、インパクト。暗号資産は日々無数に新しいものが出来ては埋もれていく。名前がシンプルで強いほど伸びやすいのです。それに、高い支持率を維持する高市さんは、政治への熱量や、政治参加の象徴でもあった」


 松井は「高市さんサイド」に相談を繰り返したという。


「名称を『サナエ』にするところまで踏み込めたのは、木下さんやチームサナエの代表の方々と随時やりとりし、その度にご意見をうかがってきたから。もちろん、トークンが暗号資産で、将来的に上場し売却して利益を得られるものだということも、打ち合わせでご説明してきました」


 昨年12月17日、リモート会議の様子を収めた音声を文春は入手しているという。(音声は「週刊文春?電子版」で公開中)。


 そこでは暗号資産について何度も説明がなされ、木下秘書も賛同している。



 松井はこうもいっている。


「木下さんは、最後のひと押しまでに関与してくれた。高市首相に最も近い秘書さんとして、“ゴーサイン”を出してくれていたと受け止めていました」


 だが5日後に高市首相が投稿「私の事務所側も(略)知らされておりません」とした。


「ですから本当に……。高市さんの投稿を見たときは、何が起きたのか分からなかった。すぐ木下さんに電話をしましたが、繋がりませんでした」


 当然だが、サナエトークンは「首相の名を騙った投資詐欺だ」と見られ、炎上状態に陥った。


 松井の話を聞く限り、高市首相が何も知らなかった、名前を騙られたというのは、通るまい。政治家がよくやる「秘書が、秘書が」も、木下という高市の側近中の側近だから、逃げることはできまい。


 松井や、このプロジェクトに関与した民間側の人間は、信用も失い、カネも失った。


 何度もいうが、高市首相は説明責任を果たすべきことが山のようにある。官邸に引きこもりSNSで一方的に発信していればいいというのは、一議員の時のことだ。一国の首相として、この国を背負っていく気概が少しでもあるなら、堂々と会見を開き、全ての疑問に答えるべきだ。(文中敬称略)


(文=元木昌彦)


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