市役所で絶滅危惧種「カッコソウ」を展示=群馬県桐生市〔地域〕

2026/04/21 14:57配信【時事通信社】

 群馬県桐生市役所で、環境省レッドリストの「絶滅危惧IB類」に指定されているカッコソウ(勝紅草)が展示されている。世界でも、同市とみどり市にまたがる鳴神山にのみ分布するサクラソウ科の多年草で、4月に毛むくじゃらの茎から濃いピンク色の花を咲かせる。展示期間は24日までの予定。 カッコソウの繁殖には、種の発芽と地下茎を伸ばして新しいクローン株を生やす2通りがあるが、針葉樹の増加で春に地面まで十分な光が届かなくなったことや、ニホンジカによる食害などで数が減少。鳴神山に残る800程度の個体は、地下茎で増えて同じ遺伝子を持つものがほとんどのため、気候変動や病気で全滅する恐れが指摘されており、2012年には無許可での採集・販売・譲渡を禁止する、国内希少野生動植物種にも指定されている。 分布数の回復には、これ以上カッコソウの数を減らさず、周辺の自然環境を守る必要があるという。展示を行った「桐生自然観察の森」の担当者は、「カッコソウの実物を見て、自然環境の維持について考えてほしい。いずれ自然に種子繁殖できるようにしたい」と話している。 


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