小尻記者を追悼=朝日社員「今も悔しい」―阪神支局襲撃から39年・兵庫
2026/05/03 18:25配信【時事通信社】
朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)で1987年、記者2人が散弾銃を持った男に殺傷された事件から3日で39年となった。支局には殺害された小尻知博記者=当時(29)=の拝礼所が設けられ、訪れた市民ら約350人が追悼した。 当時、支局員として現場にいた同社ブランド企画部の高山顕治さん(64)も来訪。小尻記者について「原稿を書くことが何より好きな人だった」と振り返り、「自分がその場にいながら何一つ力になれなかったことが今も悔しい」と語った。 同市在住で薬剤師の三嶋仁美さん(60)は、「意見の違いで人の命を奪ってはならない。絶対に許せない」と事件を強く非難。大学でメディア研究をする近畿大3年の岩村莉里さん(20)=大阪府東大阪市=は、SNS上で根拠のない情報が広がる現状に触れ、「言論弾圧に屈せず、メディアとして信頼できる情報を発信し続けることが大事だと思う」と話した。 支局では3日夜、小尻記者をしのぶ会が開かれ、事件が発生した午後8時15分に合わせて坂尻顕吾取締役ら関係者約40人が黙とうをささげた。 [時事通信社]
