濱口監督作品に拍手喝采=人のつながり描いた大作―カンヌ映画祭
2026/05/16 05:52配信【時事通信社】
【カンヌ時事】フランス南部カンヌで開催中の第79回カンヌ国際映画祭で15日、最高賞パルムドールを争うコンペティション部門に出品された濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」が公式上映された。3時間超の大作を見終えた観客らは立ち上がり、10分以上にわたり拍手喝采。濱口監督と出演者は会場で抱き合って喜んだ。 映画は、パリ郊外の介護施設長と闘病中の日本人女性が偶然出会う物語で、老いや死、人と人のつながりを描いた。出演は仏俳優ヴィルジニー・エフィラさん、岡本多緒さん、長塚京三さん、黒崎煌代さんら。日本では6月19日に公開される。 濱口監督は観客に「ここに来られたことを心からうれしく思う」とあいさつ。「素晴らしいキャスト、クルー」に恵まれて完成した作品だと強調した。 上映後、岡本さんは記者団に「まだ現実味がないが、高揚している」と、初めてのカンヌ映画祭参加に感激した様子だった。長塚さんは「(出演した)皆さん素晴らしい。ぜひ2回以上見る必要がある」とアピール。黒崎さんは「国が違うと笑うところも違う。気付かされる」と感心していた。
