中国製品の流入対策強化へ=加盟国間に温度差も―EU首脳会議
2026/06/19 22:24配信【時事通信社】
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は18日、ブリュッセルで2日間の日程で首脳会議を開き、中国からの安価な製品流入への対応などを協議した。中国の過剰生産や巨額補助金を背景とした輸出攻勢が欧州の産業や雇用を脅かしているとの認識を共有。執行機関の欧州委員会に対し、新たな措置の導入など対策強化を求める一方、建設的対話も続けるよう促した。 EUの中国に対するモノの貿易赤字は2025年に約3600億ユーロ(約66兆5000億円)に達した。EU側はレアアース(希土類)など重要鉱物の中国依存にも懸念を強めている。 欧州メディアによると、対策を巡っては加盟国間に温度差があり、フランスなどは追加関税や輸入制限を含む強硬策に前向きな一方、中国市場への依存が大きいドイツなどは報復を警戒し、慎重姿勢を示しているとされる。首脳会議の成果文書では中国に直接言及せず、「世界的なマクロ経済の不均衡について戦略的討議を行った」と記すにとどめた。
