平均歩数、地域差は最大約2倍=都市部で多く、150万人データ―951市区町村、スマホアプリ解析・東大

2026/06/20 07:41配信【時事通信社】

 日本の951市区町村における約150万人分の歩数データを解析したところ、最大2倍近くの地域差が存在するとの研究成果を東京大大学院のチームがまとめた。都市部を中心に「歩きやすい」環境の自治体ほど平均歩数が多い傾向が示されたといい、論文は20日、国際医学誌に掲載された。 歩行は健康の維持や増進に有効とされており、地域差を縮小する取り組みが求められそうだ。 研究チームによると、徒歩で移動すると歩数などが自動で記録されるスマートフォンアプリ「トリマ」の2023年分のデータを活用し、100人以上の利用者がいた全国951市区町村の20~64歳を対象に歩数を解析。各自治体の人口密度や生活関連施設の種類数などを基に歩きやすさを5段階評価し、歩数との相関性を調べた。 その結果、最多の東京都豊島区が1日平均7750歩で、最少の宮崎県小林市は同4026歩だった。首都圏と近畿圏の市や区で平均歩数の多さが目立ち、北海道東部や東北北部、九州南部などでは少ない自治体が比較的多かった。歩数が多い自治体ほど、歩きやすさの評価が高い傾向があることも明らかになった。 一方、就業者と非就業者の平均歩数を比べたところ、就業者の方が多く、歩きやすさの評価が最も高い「5」とされた自治体で差が大きかった。歩きやすさの評価以外にも歩数に影響する要素があると示された形で、研究チームの鎌田真光東京大大学院准教授(健康教育学)は「歩きやすさの環境整備と個人の社会経済的背景の双方を考慮した取り組みが求められる」と話している。 


このニュースを読んでどう思う?

0 みんなの意見 0
良い!に回答しました
悪い!に回答しました