「歩きたくなる街」へ試行錯誤=川に飛び石、軒先に俳句あんどん―各自治体

2026/06/20 07:47配信【時事通信社】

 住民や観光客らの歩行機会が増えれば、健康の維持や増進だけでなく、市街地の活性化や文化交流にもつながるなどメリットは大きい。各地の自治体は「歩きたくなる街」を目指し、試行錯誤を続けている。 長野県上田市は住民の健康増進に向けた取り組みの一環で、河川近くにある「丸子かわまち公園」を目的地とした地図を作成。国や県と協力して川に飛び石を整備し、横断できるようにするなど水辺を利用した歩行環境の充実化を図っている。 松尾芭蕉が奥の細道の道中に滞在した歴史がある福島県須賀川市の南部地区では俳句文化による街づくりが進められてきた。市は地区内の回遊性を促進するため、石畳の舗装を実施。風流を演出するため、地区内の住宅や商店の軒先には俳句が書かれたあんどんも設置したという。 東京大大学院のチームが明らかにした951市区町村の平均歩数データを見ると、人口が比較的多い自治体でも低水準にとどまる市が散見された。例えば県庁所在地の秋田市が4945歩、宮崎市が5036歩などとなっており、歩数が少ないのは過疎地域に限らない。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、歩数の1日当たり平均値は2023年、男性が6628歩、女性が5659歩で、11年以降で見ると有意な減少傾向を示している。 


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