日本と「未来志向」の関係発展=歴史問題で「誠意」を―韓国大統領

2026/08/15 11:51配信【時事通信社】

 【ソウル時事】韓国の李在明大統領は15日、日本による植民地支配からの解放81周年を記念する「光復節」の式典で演説した。日韓首脳による「シャトル外交」が定着し、両国関係の安定基調が続く中、日本との「未来志向」の関係を発展させる考えを表明。一方、歴史問題を巡り日本の「誠意」を求めた。 ソウルで開かれた式典で李氏は、サプライチェーン(供給網)やエネルギーなどの分野で日本との協力の幅が広がったと指摘。「共通の利益のための協力の地平を広げ、共通する課題を解決していく」と強調した。 李氏は、協力の成果を持続させるためには国民同士の信頼が必要だとした上で、「信頼は相手の痛みを理解し、互いに共感する誠意から生まれる」と述べた。1998年の日韓共同宣言に触れ、「過去を直視する勇気と誠意を土台に、未来を開こうとした努力もあった」と言及した。 具体的懸案には触れなかったが、歴史問題で日本政府の対応を促した格好だ。協力が深化する中、今後の課題とされる日本主導の「包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)」加入や、日本との燃料や弾薬の融通を可能にする物品役務相互提供協定(ACSA)締結を進めるためには、韓国世論の理解が不可欠。李氏には、世論を納得させるだけの日本の姿勢の変化が必要との認識があるとみられる。 交流が途絶えている北朝鮮に対しては、朝鮮戦争(1950~53年)の終戦に向けた議論を始めることを提案。こうした議論を通じ、北朝鮮の核開発の進展を止める方法を話し合えると訴えた。南北が互いを尊重し、対立や危機を防ぐ仕組みが必要とも語った。 [時事通信社]


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