3党合流「政権受け皿にならず」=国民民主巻き込む再編選択肢―輿石元参院副議長に聞く

2026/08/27 07:05配信【時事通信社】

 旧民主党政権で幹事長を務めた輿石東元参院副議長がインタビューに応じ、中道改革連合、立憲民主党、公明党の3党合流について「国民に期待されるだろうか。政権交代の受け皿にはならないだろう」と述べ、枠組みを再考すべきだとの考えを示した。国民民主党を巻き込んだ野党再編の選択肢にも言及した。 ―中道の結党と衆院選での敗北をどう見たか。 国民からすれば、何のために結党するのか、どんな社会像を目指しているのかが明確ではなかった。単なる選挙目当てかという疑問が根底にあり、支持が広がらなかったということだろう。 ―野党の多党化が進んでいる。 政治にはバランスと緊張感が必要だ。それを欠くと権力は腐敗する。今の政治は「高市一強」。バランスを欠いている。野党にも責任がある。野党は大きな固まりになり、政権交代の受け皿にならなければいけない。しかし、今の形で3党が合流したところで国民に期待されるだろうか。政権交代の受け皿にはならないだろう。 ―中道や立民の支持率が低迷する理由は。 「信なくば立たず」だ。国民の信頼が(支持の)根っこにある。政策や発言がぶれたり、責任を取らないで逃げたり、結果的にうそをついたりするようでは、国民から信頼されない。2009年に政権交代が起きた時は日本列島にワクワク感、ドキドキ感が渦巻いた。今はそういうものがない。なぜなのかを冷静に考えなければいけない。 ―3党は合流すべきか。 合流すべきかすべきでないか以前に、中道、立民、公明が目指す社会像、高市政権とどこが違うかをそれぞれ国民に明確に示し、同じ考えを持つ者が一緒になるのが順番だ。 ―3党は8月末の結論を目指している。 日程ありき、合流ありきで進むべきではない。無理して集まったところで、国民は託してみようとはならない。国民から見れば「中道は衆院選で失敗したのに何度失敗すれば気が済むのか。永久に支持しない」となってしまう。 ―では、どうすべきか。 期待するのはここで立ち止まり、国民は何を望んでいるのかきちんと考えること。立民は憲法やエネルギー、安全保障の問題をどう考えるかを整理すべきだ。例えば安保問題では、公明は26年間、現実的な対応でやってきた。それを立民は批判してきた。そこはどうなるのか、詰め切っていない。選挙互助会と国民の目に映ればまた失敗する。国民民主党も含め、野党を1回ガラガラポン(白紙化)し、政策で一致する固まりをつくっていくのも一つの道かもしれない。 


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