同姓同名候補、上院争いに波乱=共和「誤投票」を警戒―米アラスカ州
2026/08/29 15:38配信【時事通信社】
【ワシントン時事】11月の米中間選挙で接戦が予想されるアラスカ州上院選に、共和党現職のダン・サリバン氏と同姓同名の新人候補が出馬し、波乱要因として注目を集めている。上院は1議席の勝敗が多数派を左右しかねず、共和党は新人への「誤投票」に神経をとがらせている。 同州では18日に予備選を実施。州法により上位4人が11月の本選に進む形式で、民主党のメアリー・ペルトラ前下院議員、現職のダン・サリバン氏に次ぎ、新人で元教師のダン・サリバン氏が本選進出を決めた。 現職側は、新人について民主党が送り込んだ「おとり候補だ」と主張。州当局は有権者を混乱させる意図があるとして立候補を認めなかったが、新人は正当な候補だと反論し、州最高裁が法律に抵触していないとして当局の判断を覆した。 選挙分析機関クック・ポリティカル・リポートの予測によると、同選挙区は現職とペルトラ氏による「五分五分」の情勢。わずかな票が勝負を決しかねず、トランプ大統領も予備選の際に「真のサリバン氏」に投票するよう呼び掛けており、11月の本選でも繰り返し訴えるとみられる。 上院は現在、共和党が53対47で勢力を握る。民主党は多数派を奪還するため4議席を積み増す必要があり、同州は重視する選挙区の一つ。同姓同名候補を巡る数%の票の動向が、全米の政局に影響を及ぼす可能性もありそうだ。
