核使用「救済のすべなし」=被団協、被害支援初会議で―国連
2026/09/02 09:33配信【時事通信社】
【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で1日、核兵器の使用や実験による被害者の支援や環境修復に関する初めての国際会議が開かれた。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子事務局次長(82)が演説し、核兵器が使用されれば「どの国、国際機関にも救済のすべがない」と訴えた。 和田さんは1歳の時に長崎で被爆。原爆投下後に連日遺体が火葬される様子を目の当たりにした母親の「人はごみのように焼かれるために生まれてきたのではない」という言葉を紹介し、「『グローバルヒバクシャ』をこれ以上増やしてはならない」と呼び掛けた。 会議は国連総会決議に基づき開催され、カザフスタンとキリバスが共同で議長を務めた。両国やマーシャル諸島など核実験の影響を受けた国も多く参加。日本からは梅津茂国連次席大使が出席し、「核使用の現実についての正確な理解促進が、核軍縮への出発点だ」と強調した。核保有国の参加はロシアや中国など一部にとどまった。
