「犯人を絶対許せない」=現場で遺族ら献花―上智大生殺害30年、東京・葛飾
2026/09/09 12:49配信【時事通信社】
東京都葛飾区柴又で1996年、上智大4年の小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害され放火された事件は9日で、未解決のまま発生から30年となった。現場跡地では献花式が行われ、父賢二さん(80)や警視庁亀有署員らが冥福を祈った。 午前9時ごろ、賢二さんが献花台に花を供え、手を合わせた。あいさつで「愛する娘順子は突然命を絶たれた。夢と希望を無残にも奪った犯人を絶対に許すことはできない」と述べ、「娘の無念を晴らすため、事件解決に向けた活動を続ける覚悟だ」と力を込めた。 献花後、署員らは現場近くの京成柴又駅前で事件概要などを記載したチラシなどを配布。午後もJR亀有駅で情報提供を呼び掛けた。 事件は96年9月9日夕に発生。小林さん宅が全焼し、2階にある両親の寝室で、手足を縛られ、刃物で首や顔などを刺された順子さんの遺体が見つかった。 順子さんに掛けられていた布団や、玄関付近に残されたマッチ箱からは血液型A型の男の血痕が見つかった。事件直前には、現場から約15メートル離れた交差点で、黄土色のような色のレインコートと黒いズボンを着用した男が傘を差して立っている姿が目撃されている。 警視庁はこれまでに延べ約12万2500人の捜査員を投入。目撃情報など計1800件以上の情報が寄せられたが事件解決には至っていない。 同庁は9日、現場付近で目撃された不審人物の3D映像をホームページ上に公開。畑孝博捜査1課長は「検挙に向け継続して捜査している。これまで言えなかった情報があれば教えてほしい」と呼び掛けた。 情報提供は亀有署03(3607)0110まで。 [時事通信社]
