死刑関連文書の開示認めず=毒ぶどう酒差し戻し審―名古屋高裁
2026/09/11 14:58配信【時事通信社】
三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、病死した奥西勝元死刑囚の再審請求弁護団の弁護士が、国に死刑執行関連文書の開示を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が11日、名古屋高裁であり、片田信宏裁判長は請求を退けた。 片田裁判長は、文書の存否を明かさないまま不開示とした法務省の決定を適法と判断した。原告側は上告する方針。 判決は文書について、「死刑確定者を識別でき、個人情報に当たる」と指摘。その上で、存否が明らかになれば、他の死刑囚が執行時期などを臆測して自傷行為や逃亡などに及ぶことも考えられ、「刑の執行や公共の安全を阻害する事態を生じる恐れがある」とした。
