元TKP社員と夫、罪認める=インサイダー、懲役2年6月求刑―東京地裁
2026/09/11 16:30配信【時事通信社】
貸会議室大手ティーケーピー(TKP)の未公開情報を巡るインサイダー取引事件で、金融商品取引法違反罪に問われた同社総務部元社員の細田有紗(37)と夫の正斗(45)両被告の初公判が11日、東京地裁(諸徳寺聡子裁判官)であり、いずれも起訴内容を認めた。 検察側は「常習的で悪質な犯行だ」としてそれぞれに懲役2年6月、罰金250万円を求刑。2人で追徴金約1億9500万円を支払うよう求めた。弁護側は執行猶予を求め、結審した。判決は10月30日。 検察側は冒頭陳述で、証券会社からTKP社に転職した有紗被告が、同社の取締役会資料などを扱う中で夫婦の資産を増やそうと考え、未公開情報を正斗被告に伝えたと指摘。2021~25年に少なくとも計約1億円の利益を得て、株の買い付けやブランドバッグの購入、生活費などに充てていたと述べた。 被告人質問で有紗被告は「後ろめたさより欲が勝ってしまった」と話し、謝罪した。 起訴状によると、2人は共謀し24年5~8月、未公開情報に基づき2社の株を計約1億4700万円で買い付けたとされる。
