米、イラン長官出席「妨害」=核問題巡り衝突―IAEA総会

2026/09/14 21:16配信【時事通信社】

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が14日、ウィーン本部で開幕し、イラン核問題などを議論した。イラン代表は冒頭、出席予定だったエスラミ原子力庁長官について、米国の圧力によって「オーストリア入国を拒まれた」と主張。米側は、エスラミ氏は国連制裁の対象で「出席してもプロパガンダを展開するだけだ」と反論し、激しく衝突した。 イラン代表は「加盟国の平等な権利が侵害され、IAEAが政治的に利用されている」と反発。米国に対し、「イランの核施設を攻撃し、露骨に国際法を破った」と非難した。一方、ライト米エネルギー長官は、イランは長年IAEAに非協力的だったと指摘し、「さらに時間を与えることは、責任の追及を遅らせるだけだ」と攻撃の正当性を訴えた。 各国による一般討論演説では、ロシアが占拠し不安定な状況が続くウクライナ南部ザポリージャ原発に関して、「ロシアによる核の安全を損なう行為を引き続き非難する」(欧州連合=EU)などと懸念の声が相次いだ。ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ社長は、同原発は「ロシアの領土にあり、ロシア国民が運営している」と一方的に主張した。 日本から登壇した小野田紀美科学技術政策担当相は、東京電力福島第1原発の処理水放出について、「計画通り安全に行われ、安全性がIAEAによって継続的に確認されている」と説明。イランとの「対話を通じた外交努力」を呼び掛けたほか、ウクライナの原子力施設の安全を「深刻に懸念している」と表明した。総会の会期は5日間。 


このニュースを読んでどう思う?

0 みんなの意見 0
良い!に回答しました
悪い!に回答しました