米中首脳がAI、貿易協議=習主席、11年ぶり国賓訪問―トランプ大統領は異例の出迎え
【ワシントン時事】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は24日、ホワイトハウスで会談した。これに先立ち、トランプ氏は11年ぶりの国賓訪問となった習氏の歓迎式典で、「相互の敬意と両国民の重要な利益に基づいて友情を築いてきた」と表明。さらに安全保障、技術、人工知能(AI)について協議すると述べた。 トランプ氏は「中国と、より均衡の取れた貿易関係の促進に向け取り組んできた」とも強調した。レアアース(希土類)の輸出規制緩和なども主要議題となる見通し。 習氏も会談前のあいさつで、「両国はAIの発展や管理に責任を負っている」と指摘。「米側が中国企業を公平に扱うよう希望する」と訴えた。また「両国軍は対話を維持するべきだ」と語った。 23日にはワシントンでベセント財務長官と中国の何立峰副首相が協議し、11月までだった貿易「休戦」合意の期限の2カ月延長で一致した。 両首脳は、台湾問題についても意見を交わすもようだ。習政権は台湾問題を「核心的利益の中の核心」と位置付けており、トランプ政権による台湾への武器売却計画に強く反発している。習氏は5月の会談に続き、今回も売却に関し米側をけん制するとみられる。 イランや朝鮮半島情勢を巡っても意見交換する可能性がある。5月に北京で開かれた首脳会談では、米中間の対立の管理を目指す「建設的戦略安定関係」の構築で合意している。 習氏は23日、特別機でワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ氏の出迎えを受けた。米大統領が他国の首脳を到着時に自ら出迎えるのは異例。両首脳が並んで赤じゅうたんの上を歩くと、両国の国歌と、国賓を迎える21発の礼砲が鳴り響いた。 習氏の訪米はバイデン前政権下の2023年11月以来、約3年ぶり。国賓訪問はオバマ政権時代の15年9月以来。習氏には共産党序列5位の蔡奇政治局常務委員、王毅政治局員兼外相らも同行。25日まで滞在する。 [時事通信社]
