ニデック、岸田社長が辞任=財務報告で「適切と言えぬ言動」―後任に戒田専務執行役員

2026/09/29 21:27配信【時事通信社】

 モーター大手のニデックは29日、岸田光哉社長(66)が同日付で辞任したと発表した。2026年3月期決算と過年度の決算を訂正する過程で、財務報告に関して岸田氏による「必ずしも適切とは言いかねる言動があったことが確認された」という。同社では会計不正や品質不正が相次ぎ発覚していた。 同日の臨時取締役会で、後任には戒田理夫専務執行役員(70)を社長執行役員に選定した。戒田氏は社内に設けた「ニデック再生委員会」の副委員長を務めている。年内に開く臨時株主総会を経て代表取締役社長に就く予定。同日の臨時取締役会では、南井正之常務(57)が代表取締役となる人事も決めた。 同社は30日、不正会計などを受けて延期していた25年10~12月期と26年3月期の決算を開示する。大規模な減損損失の計上を検討しており、少なくとも数千億円規模に上る見通しだ。 不正会計は25年9月に発覚。今年5月には顧客の確認がないまま部材や工程、設計を変更するといった品質不正も判明していた。東証は25年10月にニデックを「特別注意銘柄」に指定。同社はガバナンス(企業統治)の立て直しと、財務基盤の強化が喫緊の課題となる。 


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