簗農水大臣“予算カット”発言、麻生太郎86歳のカネと女、timelesz猪俣周杜契約解除――元木昌彦が読む週刊誌
<今週の注目記事>
第1位「『高市首相』の目は節穴か『内閣改造』で抜擢『簗和生農水大臣』の“恫喝音声”」(「週刊新潮」10月8日号)
第2位「内閣改造で高笑い 麻生太郎(86)愛人会社に政治資金8千万円を垂れ流していた」(「週刊文春」10月8日号)
第3位「timelesz猪俣 彼女を暴行 菊池風磨への裏切りと母に宛てた『詫び状』」(「週刊文春」10月8日号)
第4位「独占激白90分 田中聖元KAT-TUN刑期満了後、初インタビュー 懲役740日間の全真相『塀の中では、班長でした』」(「FLASH」10月13日号)
第5位「スクープ 藤井総務相『運動員買収疑惑』を告発する」(「週刊文春」10月8日号)
第6位「スクープ!クズ芸人の星・岡野陽一(44)が堂々と結婚宣言!『美女とのタワマンヒモ同棲』撮った」(「FRIDAY」10月16日号)
第7位「ひろゆき・泉房穂『国会議員より首長獲った方が早いよね』」(「サンデー毎日」10月11日号)
第8位「ジャングリア沖縄『倒産隠しシナリオ(社内メールを入手)』を暴く」(「週刊文春」10月8日号)
第9位「『ルッキズムご法度』でも整形女子が目指す『北川景子』」(「週刊新潮」10月8日号)
第10位「倉本聰 人生最後のインタビュー『北の国から』アニメ化と『フジとの決別』」(「週刊文春」10月8日号)
木曜日に文春と新潮を買うたびに悲しくなる。
広告が入らないから、「“薄きに”泣きて三歩あゆまず」である。
文藝春秋は早期退職を募っていたし、新潮は文藝春秋より、経営状態はもっと悪いと噂されている。
新潮社は「新潮QUE」という電子版を始めた。
週刊新潮の注目記事や政治・社会スクープのバックストーリーのほか、国際情勢Webマガジン『Foresight』などの専門コンテンツとも連動して、新潮選書や新潮新書、名作文学など、編集部が厳選した数百冊規模の電子書籍(新潮文庫・新書など)が定額内で閲覧可能だと謳う。
料金は月額2400円(初月無料体験あり)。文春電子版は月額2200円。
新潮は510円だから、月に2040円。Foresightなども読め、新潮文庫や選書もいくらかは読めるのだとしたら、お得感はある。
だが、こちらの読者が増えれば、確実に紙のほうの部数はさらに落ちるに違いない。
このジレンマを何とかできないものか?
『出版人・広告人』(発行人・今井照容)の8月号に、文藝春秋社の元週刊文春編集長・新谷学常務取締役のインタビューが載っている。
「親しき仲にもスキャンダル」と嘯き、「文春砲」といわれるスクープを連続して世に出した人だ。
今は、文藝春秋の雑誌をすべて統括するエライさんらしい。
現在の雑誌の低迷に危機感を持っているのは当然だが、こういっている。
「権力に対しても怯まずにきちんと書くべきことを書き、言うべきことを言っていくためにも、ちゃんと稼がないといけないんですよ。稼ぐためにはどうすればいいのか、そこを突き詰めることが必要なんです」
自分たちの強みを生かして稼ぐために、どんなマーケットがあるのかを考えているそうだ。
それでは自分たちの「強み」とは何か? 新谷常務はいくつか挙げる。
「編集力」「人をたくさん知っていること」「時代を読むセンス」
それを結集させるために「IPビジネス部」を立ち上げたり、「企業を対象にセミナー」をやったりしているという。
また、ライフスタイル雑誌「CREA」をリニューアルして、「新設したCREA局を、文藝春秋らしい富裕層ビジネスの拠点にしましょうよ、ということなんです」
さらに、「場合によっては文藝春秋社だけじゃなくて、出版界全体とか、国を挙げて日本のコンテンツを売っていくためのオールジャパンの仕組みづくりも、必要になってくると思うんです」
夢は大きく広がっていくようだが、出版界全体でみれば、マンガを持っていない出版社は、ますます苦しくなっていくに違いない。
だが、望みはある。AIが日本語の壁を乗り越えていく「起爆剤」になるかもしれないと思うからである。
日本語の雑誌でも、ネット上にあれば、AIが瞬時にその国の言葉に翻訳してくれて、世界のどこにいても楽しめる。そういう時代が間違いなく来る。
コンテンツ作りは、韓国には及ばないが、日本もなかなかのものだ。SONYのウォークマン以来、目立ったものはないといわれているが、AIが「日本発のコンテンツ」を世界に送り出してくれれば、マンガ同様、世界の耳目を集めるものになるのではないだろうか。
今こそ、出版界にビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズが必要なのだろうが、まだ、姿も形も見えないが……。
話は変わるが、アサヒ芸能が創刊70年を迎えた。目出度い!
今週号で自ら70年を祝い、特集を組んでいる。
1956年、創刊号の表紙は松竹に入った新生の杉田弘子。表紙に載っている記事のタイトルは「特集 女優読本=二十四時間うらおもて=」。
当時の人気女優は、岸惠子、山田五十鈴、淡路恵子、草笛光子、月岡夢路、芦川いづみ、南田洋子、乙羽信子……。懐かしいね。
創刊号は定価30円。ラーメン、コーヒーと同じくらいだったと思う。
大卒の初任給が1万2000円くらいだったか。
現在はどの週刊誌も500円以上。大卒の初任給は何十万円というところもあるというが、平均して23~24万円くらいだろうか。
最近、週刊大衆は読んでいないが、今でもアサ芸と同じように過激なヘア・ヌード写真と任侠の世界を売り物にしているのだろうか?
こうした、よそでは読めないアブナイ世界を売り物にしている雑誌を絶やしてはいけない、と私は思う。
週刊誌は「世間の嫌われ者」というスタンスを変えてしまっては存在理由がなくなる。
たとえ、部数が2万部になっても、その雑誌が読みたくて発売を今か今かと待ち受けている人たちがいる限りは。
まあ、それは週刊誌という“儚い”世界で生きてきた、私の無理な願望ではあるが。
前置きが長くなった。早速いこう。
倉本聰が亡くなった。享年91。
文春は亡くなる約2カ月前の7月27日、倉本の住む北海道・富良野で話を聞いたという。人生最後のインタビュー。
「息が苦しくてね。管が取れないものだから、写真を撮ってもらえやしない(笑)」
そういいながら、鼻に入れた酸素吸入用のチューブを指さし、いたずらっ子のような笑顔を浮かべていたという。
たばこを吸わないと書けない、が持論だった。
2017年、テレビ朝日系昼ドラマ『やすらぎの郷』の放送中に話を聞いた時には「肺気腫ができて、せきばかりしている」と苦笑しつつもどこ吹く風。同作のタバコにまつわる秘話を嬉しそうに話してくれたそうだ。
「(主演の)兵吉(石坂浩二の本名=武藤兵吉)は吸わないんです。でも(共演者の)まりこ(加賀まりこ)とルリちゃん(浅丘ルリ子)が愛煙家なんですよ。だから、2人が六本木のスタジオが禁煙だと聞いて『そんなところで本読みなんてできないわよ!』と主張したもんだから場所が変わって。僕も助かりました(笑)。タバコって思考に関連しているからね。芝居の稽古でもパイプをくわえています」
『やすらぎの郷』は最初、フジテレビに持ち込んだが断られた。その後、『北の国から』の主人公・黒板五郎の最期を描く物語を構想したが、またもフジテレビは協力しなかった。
だが、
「でもね、アニメ化の話は進めています。そこには五郎さんも、純も螢も出てきません。『北の国から』の本質を描きたい」
と語ったそうだ。
来年、倉本が生前書いていた新作ドラマがテレ朝で放送される。タイトルは『神様からの遺言』。
「吉岡秀隆と本木雅弘がW主演するスペシャルドラマで2月に富良野で撮影されました。倉本さんの実話を基に創作された脚本家の話だと聞きます。共演者には井川遥や有村架純が名を連ねています」(民放関係者)
今夜は、北の国からの最期の章『遺言』を見てみよう。泣けるぞ、これは。
ところで、Netflix 製作のドラマ『ダウンタイム』がなかなか面白い。
70歳を超える末期がんの「老婆」に全身整形をするというハチャメチャなエピソードもあるが、美容整形界の裏側を抉っていて、見せる。
昔から、韓国は「美容整形大国」といわれてきた。日本人も2泊3日で「プチ整形」をしに行くことが話題になった。
だが、見た目で人を云々してはいけない、「ルッキズム(外見至上主義)」に対する批判が強くなり、整形ブームは落ち目かと思ったが、新潮によれば、そうではないというのだ。
日本美容外科学会の調査によれば、2017年に約160万件だった施術数が、昨年は430万件と激増しているという。
銀座マイアミ美容外科の丸山直樹院長によれば、
「うちのクリニックには、下は小学3年生くらいから上は80代の方まで、幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。整形手術をした30代の女性が自分の母親と娘を連れてきて、親子3代で患者さんになるといったことも珍しくありません」
4年前に成人年齢が18歳に引き下げられたのが、施術の増加に一役買っているともいうのである。
「未成年は保護者のサインがないと手術を受けられません。成人年齢が引き下げられてから、18歳、19歳の患者さんは5倍くらい増えている感覚ですね」(同)
若い人は地下アイドルや韓流アイドル、30~40代以上は松嶋菜々子、中には「鼻は北川景子」「胸は森香澄さん」という厚かましいのもいるそうだ。
気になるお値段は?
「手術をする部位によって変わりますが、平均は40万~50万円くらいです。高級バッグを買うのと同じ感覚で、普通に働いている人でも手が届く価格帯を意識しています。“健康でいたい”と願うのと同じく、“きれいになりたい”“若くありたい”と願うことは、人間にとって自然な感情だと思います」(同)
我々世代は、何人かの人気歌手が整形して“悲惨”な人生を歩んだケースを知っている。
そうした悲劇は、今は起きないのだろうか? 潜入取材が得意なルポライターさん、整形美容業界に潜入して、ドラマではなく「リアルな内情を暴露」してもらえないだろうか。
さて、私は沖縄は好きだが「ジャングリア沖縄」へ行ってみたいとは思わない。そうでなくても沖縄には自然が溢れていて、作り物の「ジャングル」なんぞ見たくはない。
そう思う人が多いのだろう。文春は、「ジャングリア沖縄」が深刻な経営難に陥っていると報じている。
《沖縄県今帰仁村のテーマパーク「ジャングリア沖縄」の運営会社の親会社となるジャパンエンターテイメントホールディングス(JEHD)の開業後初めてとなる決算が、約173億円の最終赤字となったことが分かった。同社は25日に定時株主総会を開き、財務状況などを説明する。株主から経営責任を問われそうだ。》(朝日新聞デジタル9月25日11時30分)
「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」
9月25日、沖縄・那覇市内の県市町村自治会館の一室。集まった株主に頭を下げたのは、マーケティング集団「刀」CEO(最高経営責任者)の森岡毅だったと、文春が報じている。
《ジャングリアは二五年七月、総事業費約七百億円を投じ沖縄県北部にオープン。JE社の筆頭株主として開業を主導したのが森岡氏率いる刀である。
「森岡氏にとってUSJ時代からの悲願だったプロジェクトで、『人生を賭ける』と意気込んでいた。沖縄県は長年、空港から遠い北部と南部の間の経済格差が課題となっていた。刀はジャングリアを通じて『北部の地域振興を実現する』とビジョンを掲げ、地元企業の支援を取り付けた。オリオンビールやリウボウ、ゆがふホールディングスなど、JE社の株主の7割は地元企業で占められる」(経済誌記者)
かつてUSJをV字回復に導いた経験を基に、「誤差一%」の高精度な需要予測ができると豪語してきた森岡氏。開業前、ジャングリアの成功率は七三%と弾き出していた。》
ところが開幕当初から「アトラクションの待ち時間が長い」「日陰がない」などのクレームがSNSなどで流れ、その上、8月には台風にも襲われた。
JE社のCEOで刀の取締役でもある加藤健史は、社内に向けて、こんなメールを送っていたという。
〈一部で憶測が流れているような『事業活動が止まる』といったことは決してありません〉とし、パークの運営や従業員の雇用に影響することはないので「安心してほしい」と呼びかける。そしてこう続けた。
〈一方で、金融機関をはじめとするステークホルダーの皆様からの多大なるご支援やご期待には、私たちが結果としてしっかりと応えていかなければなりません。そのための重要な柱が『シン・ジャングリアプラン』です〉
では、倒産危機打開のための「シン・ジャングリアプラン」なる計画とは何か?
経営が傾く中で、多くの経営層がJE社を離れていっているという。だが、刀のCEO・森岡毅が姿を見せることはないそうだ。
その延命策とはどんなものなのか。文春は計画資料を入手したという。
だが、その柱は、人員削減、広告宣伝費のカット、カットばかり。水面下で大手旅行会社のHISにスポンサーになってもらおうという「計画」もあるそうだが、交渉は難航しているという。
開業以来18年連続で赤字を垂れ流していたハウステンボスを、わずか半年で黒字化させた実績があるが、そのHISも腰を引く何かが、「ジャングリア沖縄」にはあるのだろうか? それとも森岡毅への“疑心”なのだろうか?
ところで、タレントのひろゆきと泉房穂参議院議員が突然、何を考えたのか、政治団体「ひろゆき&いずみ新党(仮)」を設立した。
まあ、大方はバブル団体だとみているようだが、当人たちは真面目に本気で考えているといわれる。
本当か? サンデー毎日で西田亮介が連載の中で二人に“本心”を聞いている。
西田 どのような候補者がいいと考えていますか。
ひろゆき 嘘をつかない人。それからイケメンと美女。
西田 能力などは関係ないのですか。
ひろゆき こういう政策をしたいという熱意がないと、そもそも政治家になろうとしない。議員で座っているだけなら(誰でも)できると思いますが、首長となるとそれなりの判断が求められます。
そういう人を僕らが助けるのは、選挙に勝つことなんです。で、イケメン、美女と、選挙に勝つは相関するんです。現実問題。
つまり、有権者は政策をほとんど見てない。知っている人なのか、どちらの顔がいいかとか、結局そのレベル。それでも当選して暮らしが良くなったら、有権者は(候補者の)政策を見るようになると思う。
泉 表現はいろいろあると思う(笑)。私は有権者から見て「この人だったらやってくれる」という共感を得られる人。共感といってもいろいろあるので、幅広く見ながら判断していきたい。
重要なのは二つ。どちらを見て政治をするか。有権者からすると、自分たちの方を向いているかどうか。政党やある団体の方を向いていると、有権者は離れます。それと本気度。この2点を有権者はよく見ている。
国政は最初から諦めるのだろうか。
泉 まずは成功事例を作らないといけない。メディアの皆さんはすぐに国政の話をするんですけど、国政は首相を獲らなければダメなんですよ。首相が方向転換をしない限り、国は変わらない。全く違う。
ひろゆき 自治体でできる子育て政策をやって、その後、国でしかできない根本的な政策に行き着くと思う。
たとえば、東京は出生率(合計特殊出生率)が0.96で全国最下位。地方は東京より収入が低い中で子どもを育て、優秀な子は東京の大学に吸い取られる。その子は東京で家賃を払い、東京で就職し、所得税や住民税を納める。子どもを育てた親のコストは“払い損”になっている。
東京都に納めた税金でもその子が育った自治体に税金が戻るという構造にした方が僕はいいと思っています。でも、これは国でないとできない仕組みです。
泉 今のひろゆきさんの話は一つの案ですが、国政は多数決の世界。なので、衆院では過半数233議席(定数465議席)をいかに占めるかというところまでいかないと何も変わりません。(一つの政党で)5人、10人、50人となったところで限界があります。過半数を見据えて行動しないといけませんね。
大風呂敷は大きく広げたほうがいい。私は、小池都知事が旗揚げした「希望の党」という名称はさすがだったと思っている。
それに比べて、「中道連合」という古臭くて野暮ったい名称は、私のような古い人間でも一票を入れる気にならなかった。
この2人がイケメンと美女を集めて、斬新な名称の党を立ち上げれば、そこそこブームになると思う。
中身なんてどうでもいい。希望の党を超える「党名」をひねり出せるか?
私がつけるなら……そうだな、「夢見の党」かな。悪夢にならないようにね。
さて、クズ芸人の星・岡野陽一(44)とは、どんな芸人なのだろう?
人間的にくずなのか、芸がどうしようもなくクズ芸なのだろうか?
FRIDAYによると、俳優やアーティスト、実業家が日夜ワイングラスを傾けるオシャレタウンで、小型犬ジャック・ラッセル・テリアを散歩させているカップルがいたという。
犬のリードを持つのは口髭が特徴的な男、芸人・岡野陽一だったそうだ。
愛犬が後ろ脚をヒョイッとあげて電信柱にマーキングしても微動だにしない。
お掃除担当は彼の3歩後ろをついてきていた武井咲似の美女。ロングヘアをなびかせながら駆け寄ると、ペットボトルの水を電信柱にかけ、オーガニック食品の品揃えが豊富な高級スーパーに寄ったりして、高級タワーマンションへと帰っていったそうである。
岡野という芸人は、
「学生時代からギャンブルにハマり、手当たり次第に借金して作った負債は1800万円。お笑い界屈指の”クズ芸人”として各種バラエティやギャンブル企画に欠かせない存在となっています」(スポーツ紙芸能担当記者)
では、彼女は?
岡野が準レギュラーを務めるラジオ番組『空気階段の踊り場』で、岡野がしばしば「ジュリエット」と呼んでいる女性とのデート話を披露しているそうだ。
「ジュリエットさんも大のギャンブル好き。休みの日には二人でパチンコや競馬を楽しんでいるそうです。何を食べるか迷った際は、見知らぬ人の跡をつけて、その人と同じ店に入って食事をする”尾行飯”にするなど、変わったデートを楽しんでいるのだとか」(同前)
同棲に至った経緯も岡野らしい。
「タワマンに元々彼女が住んでいて、岡野が転がり込んだようです。家賃は払っておらず、”ヒモ同棲”です。仲は良いようですが”幸せな家庭を持つのはキャラに合わない”という理由で岡野は結婚をためらっていると聞きます」(芸能プロ幹部)
FRIDAYが岡野を直撃した。
――ジュリエットさんとは結婚するおつもりなんですよね。
「そのつもりです!」
そう力強く宣言すると岡野は記者に一礼して、改札を抜けてホームへと急いだという。
事務所から回された車ではないところがいい。この男、実生活まで「クズ」ではないと見たが。
お次は文春。
今回の内閣改造で総務大臣として初入閣を果たした藤井比早之(55)に「運動員買収疑惑」があると、文春が追及している。
あの、高市首相に追い出された林芳正の後任である。
どんな疑惑か? 文春によれば、
《舞台は二四年の衆院選だ。「選挙運動費用収支報告書」によれば、藤井氏は三名の地元議員に「労務者報酬」を支払っている。
??10/15 9,600 岸本年裕
??10/15 5,250 笹倉政芳
??10/15 5,250 足立吉継
支出が行われたのは、いずれも公示日にあたる十月十五日だ。この労務者報酬は何の対価なのか。
九千六百円を受け取った西脇市議の岸本年裕氏に聞くと、「ポスター貼りのお金やろ」と証言。同じく五千二百五十円を受け取った多可町議の笹倉政芳氏と足立吉継氏も、選挙用ポスター貼りの対価だと説明した。
選挙運動における「労務者」とは、ポスター貼りや推薦ハガキの宛名書きなど機械的な単純労務を行う者のことで、岸本市議ら三名はこれに該当する。》
選挙の際、ポスター張りを依頼し、労働報酬を払うことは法律で認められている。
だが、その人間が「選挙運動員」を兼ねていたらアウトだ。
しかし、地元議員らがポスター貼りを行った公示日当日、藤井は西脇市の選挙事務所前で出陣式を行っていたという。
前出の岸本市議は、そこに足を運んだと語っている。
「出陣式は大勢来とったですよ、色んな人がね。(参加した時は)僕は普通のスーツやで」
――みんなで「頑張ろうコール」も?
「そうそうそうそう」
前出の笹倉町議も長年の出陣式の“仕事”について、こう語った。
「会場をそこそこ埋めとかな。色んな(議員の)先生来るからかっこ悪いやん。とにかく人を連れていくのが我々の仕事やから」
しかも、岸本市議は、自らポスターを貼るだけではなく、支持者たちに「ポスター貼ってよ」とお願いをしていたというのだ。
これは「紛れもない選挙運動と言えます」(公選法に詳しい神戸学院大の上脇博之教授)
文春が藤井の事務所に質問状を送ると、こう回答したという。
「選挙運動及びその収支報告について法令の規定に則り、適切に対応しているところです」
この内閣、次々にボロが出てきそうである。
次は、2023年12月に、覚せい剤の使用と所持で懲役2年8カ月の実刑判決が確定し、(2023年12月、覚せい剤取締法違反などで懲役1年の実刑が確定。それ以前の懲役1年8カ月・執行猶予3年の判決の執行猶予も取り消され、刑期は計2年8カ月)“獄中の人”となり、2月25日に出所し、9月23日で刑期満了を迎えた元KAT-TUNの田中聖(40)の初インタビューをしているFLASHから。
田中は、40歳の誕生日を獄中で迎えたという。こう考え深げにいう。
「入っていたのは、長野刑務所の独居房でした。中にいたのは2年と10日。刑期が15年や30年だったり、無期懲役の人もいっぱいいるんで。それと比べると俺のは、いわゆる『しょんべん刑』ですからね。もちろん、自分としては長かったですけど」
「(刑務所の)中にいるときは、もうずっと『出たい、出たい』ってことばかり考えちゃうから、一日がすごく長く感じるんですよ。出所してからは、一日一日の時間の流れが、5倍も6倍も早いですね」
独居房で迎えた誕生日は、孤独なものだっただろうが、よかった面もあったという。
「俺が『田中聖』であることは、中ではみんな知っていました。だからこそ、雑居房だったら、それはそれで大変だったと思います。刑務所の中は、人間関係がいちばん難しいって言われるんです。やっぱり、へんなことで揉めたりするんですよ。
その点、独居は暇な時間や孤独との戦いです。それでも、言い方は悪いかもしれませんが、まだ気楽には過ごせていたかなと思います。歌うことはできないので、代わりに歌詞をノートに何ページも書いたりしていました」
担当していたのはミシン作業で、「班長」になったそうだ。田中は模範囚だったようだ。
「やっぱりそこ(刑務所)まで行って、意地を張るほうがカッコ悪いですから。懲役くらったことは自業自得だし、“耐える”ことが罰なんで、何があっても耐えて、しっかり償って出てこようっていうのを目標にしてました」
薬物依存から回復できたのだろうか?
「俺が不幸中の幸いだったのは、覚せい剤に手を出してから逮捕されるまでが早かったんで、自分では依存症から回復するきっかけを早めにもらったと思っています。
ただ海外のように、刑務所の代わりに、リハビリ施設に入ることを選べるような仕組みがあればベストだとは思います。驚いたことに、刑務所の中では薬物依存症の教育プログラムが、ほとんどおこなわれていないので。薬物事犯の再犯が多い理由もわかる気がします」
旧ジャニーズ事務所を辞めたことを後悔することはあるのかと聞くと、
「もちろんありますよ。今も後悔することはあるんですけど、自分のなかでは、人生って結果論なんで。『あれもこれも、結果的によかったね』と思えるように生きなきゃいけないっていう感覚でいます。今でも引きずっているかといえば、そうではないですね」
この日のインタビューは、「ギャンブル依存症問題を考える会」でおこなわれたそうだ。田中は取材の後、やはり薬物での逮捕歴がある俳優・高知東生(61)らと、自助グループに参加する予定なのだという。
私の友人で、薬物中毒に詳しい人間は、ヤク中には「やめられる人間と絶対やめられない人間とに分かれる」という。田中は若いのだから、再犯だけはしないでほしいものだ。
さて、旧ジャニーズ事務所所属タレントのマネジメントなどを担うSTARTO ENTERTAINMENTに所属していた「timelesz」の猪俣周杜が、知人女性に暴行を加えたとして逮捕されたが、文春がその夜の「出来事」を生々しく報じている。
《二〇二六年九月十八日、東京都江東区のコンビニに、目鼻立ちの整った金髪の女性が入ってきたのは、午後十時半前のことだった。(中略)
その後、彼女は黒いキャップを被ったマスク姿の男性を伴い、再入店してきた。けだるそうに入店してきた男性の装いは、白いサンダルに黒いハーフパンツ。上半身には、黒い薄手の長袖パーカーを羽織っていた。
「二人は椅子に座ることなく三十秒ほど談笑すると、入ってきたばかりの自動ドアに向かって歩き始めた。そのときなぜか男性が彼女の背中を腕で強く押し、女性は蹴躓くようにして店外へ出て行ったのです」(居合わせた客)
彼女が突然、店内へと駆け込んできたのは、少し時間が経ってからのことだ。
「助けて!」
「警察を呼んで!」
「彼氏に殴られた!」
大声でそう叫ぶ女性の目には涙が溢れ、鼻から流れ出る血を手で押さえていたという。“修羅場”を目撃していた従業員が証言する。
「ヒステリックな感じで泣き叫んでいたので、ただ事じゃないと思ってすぐに一一○番したんですが、お客さんにも通報した方がいたみたいです。女性はトイレに籠もっていましたが、警察官が来たら出てきて、マスク姿で駐車場に向かって警察官と歩いていきました」》
翌朝、26歳の女性に対する傷害の疑いで逮捕されたのが猪俣周杜容疑者(25)だった。
STARTO ENTERTAINMENTの対応は早かった。10月1日、9月30日付で猪俣との専属契約を解除したと発表した。
猪俣は茨城県つくば市で生まれたが、幼い頃に両親が離婚して、母親と暮らしていたという。
幼い頃からモテていて、高校卒業後に一般企業で働いていたが、22年に「地下アイドル」として活動を始めたそうだ。
その後、timeleszの新メンバーオーディションに応募して合格した。
新メンバーが入ったtimeleszは破竹の勢いで波に乗り、1年足らずで東京と大阪の2大ドームでツアーを成功させた。
猪俣も、「持ち前の天然キャラを生かしてバラエティ番組で笑いを取る一方で、刑事ドラマで猟奇的な犯人役を演じるなど、活躍の場を広げているところでした」(テレビ関係者)
バカなことをしたものだ。
猪俣の祖母はこう文春に語っている。
「周杜からお母さんのところに手紙が届いたのよ。そこには『ごめんなさい、ごめんなさい』って何度も書かれていて、『おばあちゃんにも悪いことしちゃった』って書いてあったわ」
被害女性とは100万円の示談金で話がついたというが、芸能・音楽業界で生きていくのは難しいのではないか。
同情はしない。私の年までまだ55年もある。今から地道にやれば、何でもできる。芸能界だけが男の生きる道ではないのだから。
先ほどの美容整形の話ではないが、男の顔は履歴書という言葉がある。その伝でいえば、麻生太郎(86)という人間はよほど酷い人生を送ってきたのだろうと思わざるを得ない。
だが、麻生には代々の七光りとカネが唸るほどある。それがあれば女もより取り見取りだそうだ。
文春が、麻生のカネと女を追っている。
まずは女から。
文春によれば、東京・六本木に麻生が行きつけの「隠れ家」があるという。
《ブランデーでほんのり唇を湿らせ、キューバ産の最高級葉巻「ダビドフ」を燻らせるのは、麻生太郎氏(86)その人である。葉巻がもたらすクリーミーな芳香と深いコクを味わいながら、時折ふっと相好を崩す。その表情は、永田町では決して見せない一面だった。
この店には『ここへ来れば、麻生氏の奢りで一杯飲める。その代わり、何か一つ有益な話を置いていけ』という暗黙のルールが存在した。奥の個室に腰掛ける麻生氏を目当てに、政財界の要人や官僚、時にはマスコミ関係者らが夜な夜な出入りし、麻生氏を囲んだ。そして、その輪の中には、いつも紅一点であるオーナーママの姿があった。》
20年余り前にオープンした会員制サロンバー「B」のママと、麻生の関係は半世紀以上にもなるというのだ。
「Xさんは大阪府内で育ち、日銀大阪支店に就職。しかし、密かにしていたモデル業が知れるところとなり、上京してモデルをする傍ら、夜の街へと身を投じたといいます。際立つ美貌と話し上手なXさんは瞬く間に銀座の夜で有名になった。『D』『H』、そして『P』。昭和の銀座を彩った名店で地位を築き、やがて高級クラブ『L』を開店し、名実ともに看板ママとなったのです。銀座の夜ではその名に聞き覚えがないと言えば『もぐり』と笑われてしまうほどの存在でした」(クラブ業界関係者)
早い話、文春がいうところの「愛人」である。まあ、政治と下半身は関係ないといわれそうだが、彼女に政治資金を流しているとなると話は別だ。
文春が麻生の資金管理団体「素淮会」(素淮=そわいは、元内閣総理大臣である吉田茂〈麻生の祖父〉が書や揮毫を記す際に用いた号だそうだ)の政治資金収支報告書を調べてみると、このママXが代表を務め、サロン「B」と同じ住所に置かれた「オフィスX」に対して継続的に政治資金が支出されているというのである。
名目は「会合」。文春の集計によれば、2006年から2019年までの14年間で、政治資金の支出は合計7931万円にも上るという。
さらに、麻生の高級酒場放浪は彼女の店だけではないようだ。
齢80を超える麻生だが、「会合」と書かれた支出は平均で毎年2000万円以上となっているというのである。
中にはこんな店もあるという。赤坂にある飲食店「C」に計8万2000円を支払っているというのだが、
「にぎやかな店ですが、実は店内には、生々しい性的な装飾品が並んでいるのです。例えばオレンジ色に発光する男性器のオブジェや、恐竜の頭部が男性器の形をしたオブジェなどが、客の座るバーカウンターにそのまま置かれています」(飲食業界関係者)
店側は、「太郎ちゃんが店に来たことはないと思うわ」と否定するが、太郎ちゃんという呼び方が気になるな。
さらに有り余るほどのカネである。読むのが嫌になるが、文春は麻生の資産をこう試算している。
《「渋谷」「軽井沢」「飯塚」。ほぼ相続で得たこの三カ所の不動産資産を合算しただけで、その額は実勢価格にして六十億円に上る。国会議員資産公開法に基づく麻生氏の「公開資産総額」は六億百五十三万円とされているが……。
「資産公開で開示される国会議員の不動産公開額は固定資産税の課税標準額。完全に実勢価格から乖離している」(不動産鑑定士)
また今回、麻生氏が保有するにも関わらず、国会に提出する「資産等報告書」に記載していない土地が、九州内に三カ所見つかった。大分県の山林二カ所と、福岡県の雑種地一カ所だ。これらの「隠し資産」が資産公開法違反にあたるおそれもある。
不動産に加えて有価証券や現金があることを考えれば、麻生氏の実際の総資産は更に莫大だ。》
カネと権力と女。「現代版田中角栄」だが、田中には誇れる出自も学歴もなかった。麻生に少ないのは時間だけのようである。
さて、今週の第1位は、9月の内閣改造で、農林水産大臣に起用された簗(やな)和生(47)が、今年5月に開かれた非公開の会合で、総選挙で自分を支援しなかった地元自治体を“恫喝”する発言を行っていたと報じた新潮に捧げたい。
新潮は、その会合での音声データも入手しているというのである。
この「やなちゃん」は、高市首相のお気に入りだという。内閣改造して早々、頭の痛いことが勃発して、高市首相は、またまた眠れない日々が続きそうだ。
2月の総選挙で高市首相が栃木3区に応援演説で訪れた際には、
「簗氏を“私の知恵袋のやなちゃん”と紹介する場面も。旧安倍派出身で裏金議員でもある簗氏の大臣起用は世論の反発を招く懸念もありましたが、首相が一本釣りした格好です」(政治部デスク)
その「やなちゃん」が、5月24日に非公開で催された自民党大田原支部の総会閉会後の懇親会で、数十名の自民党員らを前に、次のように語ったというのだ。
「(栃木県)那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算については、大幅にカットをしました」
場内がざわめく中で、さらにこういった。
「自民党の議員に頼っていくらの予算が必要だというところに、多く回すのが当たり前の話ですから」
「那須烏山市については前年比で64%減、3分の1にしました。そして那珂川町は54%減にしています」
音声データにはさらに、党の役職を笠に着て役人を呼びつけ、予算を減らせと指示したと受け取れる、こんな発言も。
「私は今ですね、筆頭副幹事長(当時)という立場になってですね。“幹事長室にちょっと来てくれ”と言えば、こんなことができるんですね」
自ら「市や町の予算を大幅に削った」と語っていた人物が、今回の改造で農水大臣になったのだ。
簗は栃木県3区から出馬していて、6回連続当選だが、先の総選挙では、無所属で出馬した渡邊真太朗を那須烏山市や那珂川町の首長や、一部の自民党県議らが応援したため敗れ、辛うじて比例で復活していた。
その恨みから予算をカットしたのではないか、という疑念を持たれても仕方がない。
自民党関係者は、「簗氏の発言は、自分に投票しなければどうなるかを知らしめる“恫喝”と言われても仕方がない」と語っている。
実際、新潮が取材してみると、両自治体への「社会資本整備総合交付金」は大幅に減っているというのである。
「令和8年度の要望額は7208万円で、(国交省からの)内示額は2262万4000円です」(那珂川町建設課)
前年度は「要望額6585万3900円・内示額は2262万2000円」だというから、令和8年度の内示額は「前年比約54%減」。簗氏が口にした数字と一致するそうだ。
もう一方の那須烏山市に尋ねると、前述の交付金内の「とちぎの道づくり」という項目に関して「令和8年度の要望額は7208万円で、内示額は2262万4000円です」(建設課)と回答。
内示額の前年比は約63%減で、こちらも簗氏の言う数字とほぼ同じだという。
川俣純子那須烏山市長に見解を尋ねると、
「簗先生が本当に自分の選挙区の住民を不安にさせる発言をしたなら、市長としては許せません」
実際、予算が減らされたことで、那珂川町では東部地区の上郷須賀川線の工事が発注できないなどの弊害が現れているという。
「高齢者も多い地域のため、救急車など緊急車両の通行を考慮すると、まさに命に関わる道なのです」(那珂川町関係者)
しかし、簗は、こう胸を張っていたというのだ。
「命は守らねばなりませんから、市民町民のですね。あの、河川の関係は触っていません。道路の、命に支障がないところを削減しています」
新潮が簗本人を直撃すると、
「われわれはそういうこと、できる立場にないでしょ。行政がやることだから」
音声に残る発言については「覚えてない」との答えだったという。
だが、新潮が発売されて、慌てたマスメディアは、簗に真偽を聞きに迫り、簗は観念して、こう釈明した。
《選挙で自身を支持しなかった地元自治体の予算を「カットした」と発言したとの週刊誌報道をめぐり、簗(やな)和生農林水産相は2日夕方、記者会見を開いた。発言内容について「そういう発言をしたんだというふうに思う」とおおむね認めた一方、削減を指示するなどの働きかけは否定した。
一方、公開された音声については「聞いていない」と繰り返し、確認方法を知らないとの認識を強調。進退などについて高市早苗首相と話をしていないとし、「職責を果たしていく」と述べ、辞任は否定した。》(朝日新聞デジタル10月3日5時00分)
月曜日から臨時国会が始まった。高市首相は「消費減税」を実現すると意気込み、毎度おなじみの「『決断、挑戦、実行』『決断、挑戦、実行』。確かな成果を積み重ねてまいります」と吠えた。
“やるやる詐欺首相”とまでいわれる高市首相よ、その前に、簗を農林水産大臣に起用した不明を恥じ、更迭するのが先だと思うよ。
(文中敬称略)
(文=元木昌彦)
