平和賞にピレイ元国連人権弁務官=南ア出身、ICC判事など歴任―ノーベル賞

2026/10/09 21:20配信【時事通信社】

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 【ロンドン時事】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2026年のノーベル平和賞を、南アフリカの法律専門家で元国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏(85)に授与すると発表した。長年のキャリアを通じ「平和と国際法の推進」に努めたと評価した。また、委員会は国際司法への圧力を強めるトランプ米政権を念頭に「国際法システムは強大な圧力にさらされている」と懸念を表明した。 ピレイ氏は、国連のルワンダ国際法廷や独立常設機関の国際刑事裁判所(ICC)の判事、国連人権高等弁務官などを歴任。現在は国際司法裁判所(ICJ)の判事を務めている。授賞理由として「法と秩序に基づく国際システムを構築する原動力」として重要な役割を果たしたことが挙げられた。 委員会はピレイ氏について、アパルトヘイト(人種隔離)と闘った南アの故マンデラ元大統領らを弁護した時期から現代に至るまで、困難な中でも一貫して「深く構造的な差別や隔離、排除に立ち向かってきた」と指摘。その「独立心と専門知識、不動の姿勢」により、法が戦争や暴力を防ぎ得ることを示し続け、「現代で最も尊敬される国際法学者の1人」だとたたえた。 委員会は世界各地で紛争が相次ぎ、「力による政治」が勢いを増す中、秩序構築の基礎となる国際法は「もはや平和と安全を補完するだけの存在ではなく、絶対不可欠なものになった」とその重要性を強調した。 賞金は1200万スウェーデンクローナ(約1億9100万円)。授賞式は12月10日、ノルウェーのオスロで開かれる。 


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