「学生、スタッフとつかんだ成果」=「細胞死」の研究で文化勲章の長田特任教授

2026/10/23 11:54配信【時事通信社】

 細胞が自ら死に、体から取り除かれるまでの「細胞死」の仕組みを解明し、文化勲章が贈られることになった大阪大の長田重一特任教授(77)。「研究は一つのグループだけではできない。苦楽を共にした100人近くの学生、ポスドク、スタッフとでつかんだ成果」と語る。 ウイルスに感染した細胞や、がん細胞を攻撃した免疫細胞の多くは、役割を終えると自ら死滅する。長田さんは、細胞死に導く分子を突き止め、免疫細胞の一つで「掃除屋でもあり、葬儀屋でもある」マクロファージが、死んだ細胞を食べる仕組みを解明した。 成果は自己免疫疾患などの病気の原因解明につながった。「最初から治療を目指そうとしたものではない。純粋な好奇心から始まった研究が、結果として治療と結び付いたことを本当にうれしく思う」と笑う。 若い研究者には「新しい生命現象が分かる瞬間は、何物にも代え難い喜びがある。自分が本当に面白いと思う研究に没頭してほしい」とエールを送った。 


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