「心よりおわび」と謝罪=同志社理事長が事故後初会見―辺野古転覆
2026/10/30 20:35配信【時事通信社】
沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん=当時(17)=ら2人が死亡した事故で、同校を運営する学校法人同志社の八田英二理事長が30日、京都市内で、事故後初めての記者会見を開いた。「武石さんに謹んで哀悼の意を表するとともに、関係者に心よりおわびする。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、黙とうした。 八田氏は、記者会見まで約7カ月半を要したことを陳謝。教育の中立性などを検討する委員会を22日に設置し、事故の検証にさらに時間がかかる見通しとなったため、中間報告として会見を開いたと説明した。 文部科学省から安全管理体制に大きな問題があったと指摘されたことに触れ、「理事長として責任は重い」と語った。同省は、米軍普天間飛行場移設工事に関する学習内容が、政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの見解も示しており、「一つの見方だけで平和学習が行われたことが問題だった。是正していくべきだ」と話した。 八田氏は、学校法人のガバナンス(統治)の改善などにめどを付けた後、理事長を辞任すると表明。「教育の改善計画を着実に進め、最後まで責任を持って取り組みたい」と述べ、総長と理事のポストにはとどまる考えを示した。 武石さんの両親は会見を受け、「言いようのない違和感を覚えた」とのコメントを発表した。学校側が会見すべき節目は、文科省が学習内容に関する見解を表明した時を含めてこれまで何度もあったと批判。「説明責任を果たすというのはどういうことか、もう一度真剣に考えてほしい」と訴えた。 [時事通信社]
