スイスと関係強化=正恩氏留学先、外交多極化―北朝鮮
2026/10/31 14:08配信【時事通信社】
【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、崔善姫外相が30日、平壌でスイスのカシス外相と会談し、両国外交当局間の対話・協力の強化について意見交換したと伝えた。スイスは29日、新型コロナの流行で閉鎖していた平壌の外交事務所を再開。従来は人道支援や開発協力が主要任務だったが、政治関係を担う形に格上げした。 カシス氏も30日、X(旧ツイッター)で「スイスの外交事務所を新たな形態で再開し、政治関係を正常化させ、政治対話を再構築することについて協議した」と明らかにした。カシス氏は29日に訪朝し、事務所再開の行事に出席した。 金正恩朝鮮労働党総書記や妹の与正党総務部長は幼少期にスイス・ベルンに留学。両国は格別の関係にある。事情に詳しい韓国政府の元高官は「北朝鮮は、国連安保理制裁下で可能な最大限の人道支援を得ようとしているとみられる。ロシア偏重を脱し外交の幅を広げる効果もある」と指摘した。スイスを皮切りに、北朝鮮が今後、西側欧州諸国との交流を活発化させていく可能性もある。
